短編
イケメン版「アラジン」
*1*
ここは、砂漠の都市。
貧しくも清らかな心を持った青年ジェルミがいました。
彼は、相棒のワンコのジョリーと一緒に街を散策中です。
そのとき、ジョリーがワンワン吠えながら、走っていきます。
「あっ!!ジョリー!!!待って!!」
ジェルミがジョリーを追いかけます。
ジェルミがひとりの少女とぶつかります。
「あっ、ごめんなさい!!大丈夫…?」
ジェルミが、少女を起こします。
少女が顔をあげると、ジェルミが、小さく声をあげます。
「あっ…キミは…?」
少女がシーッと口に人差し指を当てます。
その少女は、宮殿を抜け出した王女のミニョ姫でした。
「ミニョ姫、待てぇぇぇ」
追っ手が、追いかけてきます。
ジェルミが、咄嗟にミニョの腕を掴み、駆け出します。
路地裏にたどり着き、追っ手たちを撒きます。
「大丈夫…?」
ジェルミが、ミニョ姫に声を掛けます。ミニョ姫は、コクンと頷きます。
「どうして、キミみたいな姫がここにいるんだい?」
「実は、この王国の支配を企むテギョン様に、結婚を申し込まれ、それが、イヤで逃げてきてしまいました…。」
「そうなんだ…」
「見つけたぞぉぉぉ」
追っ手たちに見つかり、ジェルミは捕まってしまいます。
「ミニョ姫、見つけたぞ。コイツは、宮殿の地下牢屋にでも突っ込んでおけ…」
テギョンがミニョの腕を引きずりながら、宮殿へと戻ってきます。
ジェルミは、地下牢屋に閉じ込められてしまいます。
出ていく方法も見つからず、途方に暮れていると、先ほどのテギョンとその子分のミナムがやって来ます。
「お前の名は?」
「…ジェルミ」
「そうか、ジェルミ。お前を、ここから出してやってもいい…だが、ひとつ頼みがある。」
「テギョン様は、お前に、魔法の洞窟に行って、そこにある、魔法のランプを取ってきてほしいと言っている」
「出来るよな?ジェルミ」
「あぁ、わかった」
ジェルミは、魔法の洞窟へと向かいました。
☆…★…☆…★
さぁ、新しくはじまりましたよ。
「アラジン」実は、ストーリーが、うろ覚えなんですよね(笑)
なんとなーくでやりますので、あんまり、深く突っ込まないでくださいね。
よろしくお願いしま~す。
テギョンさん悪役のため、残念ながら、ミニョ姫に嫌われてます…。
かわいそうに…(笑)