イケメン版
「ロミオ&ジュリエット」
*第三十二話*
「取引」
テギョンが、国へと戻ると、教会とは、違う場所に訪れていました。
そこは、今にも崩れ落ちそうな、一軒のボロ家でした。
テギョンは、躊躇せず、その家の扉を開け、中へと入ってきます。
「おい!誰か!誰かいないのか?」
「誰だ?うるさいぞ…」
奥から、頭の頂上が禿げた、眼鏡をかけた男が現れました。
「おい、お前は、薬屋のキムだな?」
「はい、いかにも…。あなたのような、貴族の方が、どのようなご用件で?それに、あなたのような方に、売る薬は、売ってませぬ」
「フン、お前は、どうやら、随分、金に困ってるようじゃないか?」
テギョンは、上着のポケットから、袋を取り出します。
「ここに金がある…お前が、飢えをしのぐくらいの金がな……」
キムに、見せびらかすように、袋を見せるテギョン。
「条件は?」
「毒薬がほしい。出来れば、即座に効果が出る薬が…」
「それは、出来ませぬ…。もし、あなたに毒薬を売ってしまえば、私は、法律に背いて、死刑にされてしまう…」
「薬を売れ、とは言っていない…これは、取引だ。この金は、お前にやる。だから、お前は、オレに薬を渡せ…」
キムが、裏の棚から、薬を取り出してきます。そして、テギョンの前に薬を差し出します。
テギョンが薬を手にすると、キムに、お金の入っている袋を投げ渡します。
「よし、取引成立だ」
テギョンは、薬を、上着のポケットに仕舞うと、ミニョがいる教会へと、向かいました。
☆…★…☆…★
薬屋のキムは、キム記者です。いかにも、怪しい薬屋でしょ…?
これで、美男のオールキャスト出揃いました。
ちなみに、ファンクラブのリーダー「サ・ユリ」は、コ家のメイドさん役です。
あと、もう少しで、クライマックスです。
「ロミオ&ジュリエット」
*第三十二話*
「取引」
テギョンが、国へと戻ると、教会とは、違う場所に訪れていました。
そこは、今にも崩れ落ちそうな、一軒のボロ家でした。
テギョンは、躊躇せず、その家の扉を開け、中へと入ってきます。
「おい!誰か!誰かいないのか?」
「誰だ?うるさいぞ…」
奥から、頭の頂上が禿げた、眼鏡をかけた男が現れました。
「おい、お前は、薬屋のキムだな?」
「はい、いかにも…。あなたのような、貴族の方が、どのようなご用件で?それに、あなたのような方に、売る薬は、売ってませぬ」
「フン、お前は、どうやら、随分、金に困ってるようじゃないか?」
テギョンは、上着のポケットから、袋を取り出します。
「ここに金がある…お前が、飢えをしのぐくらいの金がな……」
キムに、見せびらかすように、袋を見せるテギョン。
「条件は?」
「毒薬がほしい。出来れば、即座に効果が出る薬が…」
「それは、出来ませぬ…。もし、あなたに毒薬を売ってしまえば、私は、法律に背いて、死刑にされてしまう…」
「薬を売れ、とは言っていない…これは、取引だ。この金は、お前にやる。だから、お前は、オレに薬を渡せ…」
キムが、裏の棚から、薬を取り出してきます。そして、テギョンの前に薬を差し出します。
テギョンが薬を手にすると、キムに、お金の入っている袋を投げ渡します。
「よし、取引成立だ」
テギョンは、薬を、上着のポケットに仕舞うと、ミニョがいる教会へと、向かいました。
☆…★…☆…★
薬屋のキムは、キム記者です。いかにも、怪しい薬屋でしょ…?
これで、美男のオールキャスト出揃いました。
ちなみに、ファンクラブのリーダー「サ・ユリ」は、コ家のメイドさん役です。
あと、もう少しで、クライマックスです。