イケメン版

「ロミオ&ジュリエット」

*第十二話*

「あなたが、スキです」

ミニョは驚きのあまり、目を丸くしたまま、固まってます。
そして、何を思ったのか、急に立ち上がり、テギョンから、慌てて逃げようとした、その時、ミニョは、足を踏み違え、転びそうになったのです。

「きゃっ!!」

テギョンが咄嗟に、ミニョの腕を掴みます。

そのまま、テギョンの上に、倒れ込むミニョ

「お前、ドジにも程があるぞ…」

少々、飽きれ気味のテギョンが、上半身を起こしながら、ミニョを抱き起こしました。

「……すみません」

ミニョが、顔を真っ赤にしながら、テギョンに謝ります。

そんなミニョを見ながら、クスクス笑い出すテギョン

「廊下の時と、同じだな…まぁ、唇は当たってないが…」

ミニョが、恥ずかしさのあまり、顔をテギョンから逸らせようとします。

「ダメだ、逃がさない…」

テギョンがミニョの頬を両手で挟みます。

テギョンの顔が、ミニョの顔に近づいていきます。

「お、お待ちください。」

テギョンがミニョから顔を離します。

「どうした?」

「テギョン様、この唇は、祈りを捧げるためにございます」

「いや、その唇は、先程、オレが頂いた。だから、オレのモノだ…」

テギョンが、強引にミニョの唇を奪います。

何度も、角度を変え、テギョンの唇が、ミニョの唇を啄みます。
その口づけは、ミニョの息さえも奪っていきます。
テギョンが、薄目で、ミニョが苦しそうな表情をしているのを確かめると、ゆっくりと唇を離しました。
真っ赤に上気するミニョの頬を、テギョンが優しく撫でます。

「お前が、コ家の人間でも、構わない…」

ミニョが、潤んだ瞳で、テギョンを見つめます。

「貴方は、ファン家の御方なのですよ…私たちの家は、敵同士…」

ミニョの瞳から涙が溢れてきます

「でも……貴方のことが、スキなのです…。」

テギョンがミニョの流れる涙を優しく拭います。

そして、ミニョを抱き寄せ、耳元で囁きます。

「オレも、お前がスキだ…」


☆…★…☆…★

自分で書いていて、叫びそうになってましたよ(笑)
ε=ε=(ノ≧∇≦)ノ

あぁ、危ない、危ない…。Σ(`∀´ノ)ノ

こんなんでいいかしら?皆さま??

「唇は祈りを捧げるため」
これは、原作に出ていたのを、お拝借…。

さぁ、これから、どうなることやら…。

それは、また次回のハナシ。