Beatiful Day

2


ワンがドアを開けると、そこには、すでに、準備が出来た花婿が立っていた。

「あら、テギョン。いつになくカッコよく仕上がってるじゃない。花嫁が、キレイすぎて、腰、抜かしたりしないでね」

ワンが、花婿のテギョンにそう告げて、ニコニコしながら、部屋を出ていく。

テギョンが、部屋に入ると、目の前に、花嫁の姿があった。
後ろ姿しか、見えないが、テギョンは、息をのんで、その場に立ち尽くしていた。

"想像以上に、キレイだ"

"でも、なんだ、あれは!?"

"背中が丸見えじゃないか!!"


ミニョのウェディングドレスは、フロントは透き通った白い肩を出した、ベアトップのデザイン。バックは背中がV字にパックリと大胆に開いてる。腰から、幾重にも重ねたレースの波がトレーンを造り出している。


知らず知らず、ミニョのドレス姿を見て、口を尖らしているテギョン。

ドレスに対して、不満ありありだが、それでも、花嫁姿のミニョを見るたび、口元が緩んでいってしまう。

ついつい、緩んでしまうその顔を、いつもの表情に戻し、花嫁の名前を呼んだ。

「ミニョ…」


顔は、ベールに包まれ、よく見えないが、ミニョが、テギョンの方を振り返った。

テギョンは、ツカツカとミニョの元に歩み寄り、ミニョの前に立った。
そして、ミニョの花嫁姿を、上から下まで、マジマジと見た。

"キレイだ"

ミニョの花嫁姿に、満面の笑みのテギョン。

テギョンが、ミニョのベールをはずす。

頬を赤く染め、恥ずかしそうに、俯いたミニョ。

テギョンは、ミニョの肩に手を置く。

「キレイだ、すごく…」

テギョンが、ミニョの耳元で、甘い低音で囁いた。

ミニョがテギョンを見つめ、顔を真っ赤にしながら、それでも、嬉しそうに、微笑んだ。

テギョンが、そんなミニョに、顔をゆっくりと近付けていく。


☆・・★・・☆・・・★

補足:ミニョのウェディングドレス姿がイマイチ、想像出来ない方、コチラをご覧くださいませ。

コトバ足らずで、ホントに、ごめんなさい(>_<)


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