【質問事項】
GIGAスクールについて。

【質問要旨】
タブレット端末を今後どのように使って学ばせるのか。
ゲーム依存などへの対応について。

 

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【質問】
現状の活用状況について

【答弁】
●理科や生活科、体育科の学習等で育てている朝顔やミニトマトの観察記録や
リレーのバトンパスの様子を動画に収めてお互いに見て活動している。

●学習支援アプリ(ロイロノート・スクール)を使用し、国語科や社会科、道徳科等で、自分の思いを書き、共有するような活動を行っている。

●小テストや確認テストをタブレットで行っている学校もあり、教師にとっても各児童・生徒の正答率や間違ったところが瞬時にわかり、指導に活かせることができる。また児童・生徒にとっても自分がどこで間違えたのかすぐにわかるため、振り返りをすぐに行うことができる。

●ロイロノートのインターネット機能を使って、各教科で調べたい事柄を検索している。(フィルタリング機能により、すべての事柄が調べられる訳ではない)

●中学校では、ロイロノートを使って、朝の生徒の健康観察を把握している学校もある。

●始業式や終業式、児童集会(小学校)や生徒集会(中学校)をオンラインで開催している。このことにより、コロナ禍における密集や密接を回避することができている。

【質問】
今後、オンライン授業やリモートはどのようにやっていくのか?

【答弁】
●1学期に、各学校で2~3回持ち帰りを行い、家庭で一度wi-fiにつなげたり、ネット回線がない家庭については、今年度の対応としてモバイルルータを市から貸出し、接続テストを行った。(現在の貸出数:99(小学校:78(1.7%)、中学校:21(1.0%))

●今後もし、複数の感染が確認され、臨時休校を行わなければならない場合には、Zoomを使った双方向でのオンライン授業やオンデマンドでの動画配信授業に加え、授業支援アプリ(ロイロノート)を使って教員が課題を配布したり、遷都がその課題を提出したりするなども併用しながら、発達段階に応じ、それぞれの学年の実情にも合わせながらオンライン授業を行っていく。

【質問】
教員への研修も、タブレットの使い方の研修が必要とされているわけではないと思うが、効果的な研修をどのように進めるのか。

【答弁】
●3月末から、4月上旬は、各小中学校の中心となる教員に対して、タブレットの基本的な使い方、タブレット端末の管理の方法、授業支援アプリ(ロイロノート)の使い方の研修を行ってきた。その中心となる教員が、各校で研修を行う形で進めた。

●教育支援センターでも3月にタブレットを導入するにあたり、GIGAスクール構想の目的やタブレットを使って児童・生徒の学びをどのように進めていくのかといった研修を行い、教職員の意識改革を進めてきた。

●今後も、市教育支援センター主催のICT活用研修を中心に効果的な授業での活用方法について研究を進め、先進的な実践事例を各校に紹介するなど計画的に進め、タブレットの一層の活用と児童・生徒の学力の向上につなげていきたい。

【質問】
タブレット端末の活用について、今回の新学習指導要領で想定されているのか?

【答弁】
●新しい学習指導要領では、児童の発達の段階を考慮し、言語能力、情報活用能力、問題発見・解決能力等の「学習の基盤となる資質・能力」を育成していくことができるよう、各教科等の特質を生かし、教科等横断的な視点から教育課程編成を図るものとされている。

●この情報活用能力とは、学習活動において必要に応じてコンピューター等の情報手段を適切に用いて情報を得たり、情報を整理・比較したり、得られた情報をわかりやすく発信・伝達したり、必要に応じて保有・共有したりといったことができる力のことである。

●タブレット端末の利活用により、このような力を身につけさせていく。

※これらは答弁要約の概要版となります。
詳しくは後日、長岡京市のホームページからご確認ください。