「西鉄天神大牟田線連続立体交差事業及び春日原駅周辺総合整備事業」の視察に行ってきました。

福岡市の南東に隣接しており、福岡都市圏の一角を成している。市域から福岡市の中心市街地までは10km程度の距離であり、福岡市の発展に伴いベッドタウンとして都市化が進んだ。人口密度は福岡県で最も高く、いわゆる首都圏、近畿圏の都市を除けば那覇市に次いで第2位である。人口は福岡市・北九州市・久留米市・飯塚市・大牟田市に次ぎ県内6位であり、10万人を超えている。

 

 

 

事業区間約3.3km内には12箇所の踏切があり、それらの踏切遮断時間は1日当たり概ね7~8時間、また、ピーク時は1時間当たり概ね35~40分間(平成21年調査)となっていたため、慢性的に交通渋滞が発生しやすい状況となっていた。

この立体交差化の事業により、既存道路12箇所において踏切を除却、交差道路を7箇所新設し、合計19箇所において道路と鉄道を立体交差化した。

 

 この区間の北側に隣接して福岡市においても、福岡市内約1.9km区間で「雑餉隈駅付近連続立体交差事業」が実施されており、合わせて約5.2km区間の鉄道施設が同時に高架化されることとなる。

 

 

(春日原駅)平成30年2月24日に開業した東西仮駅舎です。

以前の駅は橋上駅(線路上に駅舎がある駅)であったため、線路上の解体作業については夜間に行うことも多く、夜間作業は、最終電車通過後のき電停止から始発電車運行の停電解除までの3時間、という限られた短い時間の中で慎重に施工が行われています。

 

事業効果として

 

1.道路交通の円滑化

  踏切が無くなるため、踏切遮断による交通渋滞や踏切事故が解消。

 

2.沿線地域の環境改善

  踏切警報音が無くなり、強固な高架橋を造ることにより、騒音・振動が軽減。

 

3.高架下空間の活用

  鉄道の高架下空間の一部には駐輪場などの公共・公益施設も整備。

 

4.交通連結機能の強化

  駅前広場整備事業との一体的な実施により駅周辺における乗り換えの利便性や快適性が向上。

を掲げている

 

 

 

 本市でも多くの市民が高架化を希望する長岡天神駅前であるが…