埼京線の混雑はひどい、というのはよく耳にする。
乗客の流動に合致していた(し過ぎていた)ためであろう。
開業は30年ほど前、東北新幹線が都内に乗り入れる際の引換条件だったという。
「沿線から新幹線には乗れないし、騒音問題がある。通勤電車なら地元民が恩恵にあずかれる」という事で(細かいことは書店の本でも、ウィキペディアにでもいろいろ記載がある)できたらしいのだが、いざ走り出してみると新幹線より通勤電車の方が数倍うるさいという皮肉な結果を招いてしまった。
あてがわれた電車が山手線か、埼京線の前身・赤羽線(今も正式名称としては存在)の電車で、本来設計上の最高速度100km/hで大本数走る前提ではないものが走り回ったからであった。
私鉄電車は同時代の電車でもそこそこ静かだが、モーターを冷やすファンが筐体の内側に入っており、騒音をまき散らさないからであった。
但し国鉄―JRの電車でも例外が2つあった。前述の新幹線と、北海道の電車である。
これらは冷却ファンがモーターにない。
別に過熱しないわけではない。モーター本体とは別個に、風洞の上流にファンがあり、動力モーターの回転数に無関係に圧送されて冷却風が来るため、モーターの回転に伴う電磁唸りをファンがまき散らすことがないだけである。
ファンを外すこと自体は単に「取り付けない」だけだから、それほど難易度があるとは思えない。
北海道並に圧送ファンを付けることは不可能だったのだろうか?