食事のことで機嫌が悪くなった翌日。
ちょうど
ＷＢＣの試合で盛り上がっているときだったので、普段は昼間からテレビなど見ない我が家なのに、珍しくオットは熱中していた。そして日本が
勝ったと喜ぶ。ワタシは仕事をしていたこともあり、昨日の今日でにこやかに相づちなど打てない気分だった。その気配を察してか、オットはおとなしい。
しかし夜になって夕食の支度をするときも、オットはいっさい手を出さずどっかり座っていただけだった。
ワタシは翌日からの出張に備えて深夜まで仕事をし、準備をしているともう午前４時。ふと気付けば、うちのオットって、ワタシが出張になると機嫌が悪くなるなぁ。
そして翌日。オットもこの日は久しぶりに仕事で早朝から出かける予定があったので、結局はワタシが寝るのとオットが起きるのと入れ違いになる。３日間の出張を済ませて戻ったときは、機嫌が元に戻っていたのでホッとした。
出張ついでに、ワタシは現地の近くに住む学生時代からの友だちと会い、久しぶりになごやかな時間を過ごした。昔からの友人は、オットのこともよく知っている。だから何気ない気遣いがとても嬉しかった。
別れ際も「負けるなよ、頑張ってね
」と声をかけてくれ、シミジミとそういう友だちがいてくれることのありがたさを噛みしめる。つい先だっても、高校時代の友だちがうちに寄ってくれ、昼食を食べて数時間一緒に過ごしたけれど、あれこれ愚痴を言い合いながらも癒された。
こんな友だちがいるから、何とかやっていけるんだなぁ。本当に、感謝である。
ここで言っこうっと。
ありがとうね
さて、出張から戻り、２日間はまぁ普通だったオット。しかし
犬の散歩以外は日中はぼんやり本を読んでいるか、昼寝しているか。仕事をしたのも２日間だけで、ほとんど寝たきりのような生活だった。話は戻るけれど、次回の
メンクリ予約日がたまたま祝日と重なっていたのをドクターがうっかりされていて、「申し訳ないが、ご主人の予約日を変更してほしい。連絡を待っています」と言付かっていた。それをオットに伝えたけれど、いつまで経っても連絡しない。たまたまワタシの次回予約日が出張と重なったので、「ついでだから、ワタシの予約日に振り替えてもらえば？その旨、電話してね」とオットに言ったんだけど、それも連絡しなかったよう。とうとうドクターから
電話があり、「すいません。ワタシの面接日と振り替えてください」と、ワタシがお願いすることになった。
こういうことも、とても面倒みたいだ。
そんなこんなで３月も月末が近づいたが、オットの収入は自分の医療費と小遣いだけで精いっぱいのよう。来月も生活費は期待できない。それどころか、自分のローンも払えないだろう。出張前にワタシは、「今月、ローンの返済大丈夫なの？」と聞くと「分からない。厳しいかも」と言っていたので、また督促状が来るのもいやなので、とりあえず家を出る前に１０万円置いておいた。
「これ、念のために置いとくから。早めに通帳へ入れておいてね」と言って出たんだけれど、その時のオットは無言。戻ってきても封筒はそのままだった。だから月末になって「早く入れておかないと、すぐ引き落とし日が来るよ」と、ワタシ。でもオットはまたもや無言だった。
そして機嫌がだんだん悪くなり、昼食を作ってくれたんだけれど、食べ終わるとすぐに昼寝。夕方起き出したと思ったら
ビールを飲んでどんより。インターフォンが鳴っても出る気配も見せない(オットは１階でワタシは２階にいたんだけれど)。来客はオットの用件だったが、呼びに行っても動かなかった。そのまま、ストーブの前でぐったりして、お客様が帰ったあと、話しかけても返事もせず。
結局は食事もしないで寝室へ。ほとんど寝たきりの生活に、「急激に落ちる」というおまけまで付いてしまった。
翌日もほぼ寝たきり。起きている時間はカップ麺を食べてビールを飲み、ストーブにあたっただけ。一日中無言で話しかけても返事もないから、重い空気が家の中にたれ込めていた。
さらに次の日は、
銀行引き落とし期限ギリギリ。ワタシはやきもきしたんだけれど、オットは少し持ち直したのか、それともこのまま待ったってお金が入ってこないことに気付いたのか(最初っから分かりきってることだけど)、銀行へ行ったよう。いつの間にか、テーブルに置いた封筒からお金が無くなっていた。
せめて「やっぱり苦しいから、借りとくよ」ぐらい言ってくれてもいいと思うんだけどねぇ。
いつも読んでくださって、どうもありがとうo(^-^)o
よろしければ最後にポチッとお願いね