出張が終わった日。
早めに仕事が終わったので、近くに住んでいる友だちのところに寄り、買い物をして電車に乗った。
そして、電車の到着時間をオットへメールする。
荷物がたくさんあるので、悪いけれど駅まで迎えに来てくれないかと。
昨日までの機嫌はそう悪くなさそうだったので、つい甘えてしまったのだ。
しかし、そういうときに限って電車が雨のために遅れてしまう
電車の中からも、「ごめん、電車が遅れている」と謝りのメールを入れ、その時は「JRが悪いんだからしょうがない。もう出てるけど」と返事が返ってきていた。
ひやひやしながら駅から出ると、オットは黙って荷物を持ってくれ、車に積んでくれる。
怒ってはいないみたいだけど、かといって機嫌が良いわけではない
留守中にお客様が見えたらしいけれど「どうだった」と聞いても返事がない。
帰宅して荷物を片付け、早めに夕食。
たまたま出先の名物である寿司を買っていたのだが、オットはそれを見て「また飯物かよ」という、うんざりした表情になる。
「留守の間、どこかへ行ってたの」
と聞けば
「どこへも行ってないっ。ずっと体調が悪くてしんどかったから寝てたんだよっ」
そう、不機嫌な顔で言う。懸念の仕事を無事に済ませ、友達にも会って楽しい気分が一瞬にして覚めてしまうワタシ。
オットはそのまま、黙々と食事を済ませ、2階へ上がっていった。
茶碗を片付けながら、「あーあ。帰ってこなけりゃ良かったよ」と思ってしまった
翌朝。
昨日はくたびれているはずなのにあまり眠れず、明け方うつらうつらしていたら8時半になっていた。
起きて枕カバーと寝間着を替え、ゆるんでいたパンツ(寝間着のね)のゴムを交換する。ワタシとオットのそれぞれ2本ずつ。
それから下へ降りると、オットは犬をお風呂に入れていた。
散歩も行ってくれたようだし、マメに世話をしてくれている。
それから風呂を洗い、上がってきたけれど、犬の世話でくたびれてしまったのか昼寝をしていた。
ワタシは台所で、溜まっていた新聞を読む。
気がつけば午後1時を過ぎていた。オットは降りてきて、ざるそばを作ってくれる。
本当はワタシが用意しなきゃいけなかったんだろうけど、なんだかじゃまくさくって
でも、ここで座ったきりじゃまずいだろうと、器を出したり手伝う。食べ終わってから「ありがとう、ごちそうさま」と言うと、オットは「酒を買いに行こう」
留守中に、オットは残り少なくないお酒を全部飲みきってしまっていた。たいして残っていなかったので、鯨飲とまではいかないけれど。
そんなわけでオットは車を出し、買い物を済ませて戻ってくるともう3時
オットはこの時間から自転車でどこかへ出て行ったり、バイクのバッテリーが上がらないようにか、エンジンをかけてみたり。そして早めに入浴。
その間、だんだん頭が下がり、だんだん眉間のシワが深くなっていってるような気がした
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