皆様、台風7号の被害はどうだったでしょうか。

   台風7号は、小笠原諸島付近で発生して、かつて関東地方に直撃した台風として最大級の台風にまで発達するとの予報で、この数日は、誰しも強い恐怖を感じていたことでしょう。 

   台風の規模は、950hPa、風速40m、瞬間最大風速は60mで、走っている車も横転するほどの威力とマスコミで報道されていました。

  

    このような大型の台風に直撃されれば、新幹線等がストップしたり交通システムに甚大な影響を与え、道路、河川等のインフラにおびただしい損害を与えたり、国民生活にも甚大な影響をもたらします。

   しかし、台風7号の進行方向が、銚子沖からだんだんと東に向かい、かろうじて茨城は難を逃れた感があります。


   先月24日のBSテレ東の番組、「いまからのサイエンス」で、千葉大学の小槻先生が気象制御研究の話をしていたので、テレビを食い入るように興味をもって見ていました。


   政府の「ムーンショット目標8」とは、「激甚化しつつある台風や豪雨を制御し、極端風水害の脅威から解放された安全安心な社会を実現する」とするものです。

   2030年までに計算機上で実証し、そして2050年までには、気象を制御することによって、極端風水害による被害を大幅に軽減するとの目標を掲げています。


   基本的には、台風の最初の芽の段階で、①ドライアイスを撒く、②氷を撒く、③海水を攪拌すること。

   この研究開発のプロジェクトには、千葉大学、横浜国立大学、東京大学、京都大学、兵庫県立大学、東北大学、理化学研究所、海洋研究開発機構が参加しております。


   風水害から免れることができるのであれば、2050年までになどと言わず少しでも早く実現したいものです。

   そのためには、各機関が別々に研究開発するのではなく、一元化された国家的なプロジェクトとしてきちんと予算措置をおこない、強力に推進すべきです。

   国民が安心安全に生活でき、甚大な被害が回避され、インフラ等の復旧費用の軽減も図られるというメリットは計り知れないものがあります。


   自然の強大な力は一度牙を剥けば大きな災害をもたらします。それに抗するためには、人間の叡智を結集することが最も重要です。

   積極的な防災対策として、国の政策としてこの分野を飛躍的に発展させたいと考えています。皆様の多大なるご理解・ご支援をよろしくお願いします!





 

 

 8月15日の終戦の日に、水戸市見川にある茨城県護国神社の「みたままつり」に行ってきました。

 護国神社は、幕末から先の大戦に至るまでの茨城県出身の英霊63496柱を祀っております。

 護国神社の境内には、特攻勇士の像、大東亜戦争記念碑、顕彰の塔、ペリリュー島守備部隊鎮魂の碑、マヌス島岩上大隊慰霊碑等、多数の記念碑が建立されております。

 ペリリュー島守備部隊鎮魂の碑、マヌス島岩上大隊慰霊碑に手を合わせました。ここには、全国でも武勇を誇った水戸歩兵二連隊出身の方々が多数祀られております。

 石碑には、岩上隊、田所隊等々の後にはおびただしい数の個人名も列挙されており、無念の死に胸が熱くなり涙しました。

(ふるさと通信員)











   笠間市片庭に国の天然記念物に指定されたヒメハルゼミの発生地があるのをご存知でしょうか。

   片庭ヒメハルゼミ発生地は日本に4件あるセミを対象とする国の天然記念物の中で最初に指定され、昆虫学者は片庭をヒメハルゼミの聖地と表現したといいます。


   ヒメハルゼミは小型であるために姿を見ることは難しいのですが、集団で一斉に鳴く習性があるために、非常に大きな鳴き声となって響きわたることから、古くから片庭の大蝉と呼ばれて親しまれてきました。

   江戸後期には生息地の林の中に蝉の声を聴く「聴蝉所(ちょうぜんじょ)」が設けられ、笠間藩の藩士らが蝉時雨を聴くために片庭を訪れたというのですから、古の人にも心に響くものがあったのでしょう。


   個人の嗜好が多様化する中にあって、「今だけ、ここだけ、私だけ」という価値観が重んじられる時代に、ネットなどを通じて多くの人が不思議な習性の蝉の存在を知れば、観光の名所としてブレークするのではないかと思います。

   ヒメハルゼミの鳴き声を聴くことができるのは、6月下旬から7月中旬までのようです。ただ近年は温暖化のために早まっているので、時期を逸しないようにして下さい。

 

   片庭の山麓傾斜地の照葉樹林は、種類を問わず蝉の生息地として適地のようで、今年はヒメハルゼミの鳴き声を聴くことはできませんが、ニイニイゼミやアブラゼミ、ヒグラシのカナカナという、賑やかな鳴き声が響いており、蝉時雨を楽しむことはできます。

   来年の予習を込めて、ぜひ訪ねてみて下さい。




 八幡神社前の天然記念物指定の石碑。



「八幡神社」と「りょう厳寺」境内の2ヶ所が指定されています。

 全国戦没者追悼式が挙行されました。地元の茨城県からも99名のご遺族の方々が出席されていました。

 本日、79回目の終戦記念日を迎えました。先の大戦で犠牲となられた方々に対し、謹んで哀悼の誠を捧げます。

 わが国は戦後一貫して、平和国家として歩みを進め、世界の安定と繁栄に力を尽くしてきました。戦没者の方々の尊い命と、苦難の歴史の上に築かれた、今日の平和の尊さを改めて胸に刻み、戦争の惨禍を二度と繰り返さないとの揺るぎない決意を、これからも貫いてまいります。

 

 

  遺族会の皆さまとともに靖国神社を参拝すると、そこには全国から、本当に多くのご遺族の方々が列を成しており、先の大戦の残した悲劇の大きさを実感します。


  このように大きな悲劇をもたらす、悲惨な戦争を二度と起こしてはならないというのは、遺族のみならず人々の悲願であり、国家の重要な課題です。


  しかし、現実にはロシアによる侵略戦争や、パレスチナ・ガザ地区では、常軌を逸した殺戮が行われています。

  これは専制主義国家による、武力による現状変更の試みであり、度々ミサイルを発射し、軍備増強に専念している国と接している我が国にとって、脅威を感じざるを得ません。


   我が国の抑止力強化とともに、単独では自国を守れない時代の、「民主主義・法の支配・人権の尊重」という、共通の価値観を有する国々との連携や、外交戦略による安全保障体制を構築しなければなりません。


戦没者追悼式がなぜ各市町村で、県で、国で実施されるのか、その意義は様々考えられますが、今日のように世界の安全保障環境が悪化している中では、その重要性を更に強く感じます。








 地元の茨城県央環境衛生組合(管理者:小林宣夫 茨城町長・副管理者:山口伸樹 笠間市長)が環境省へ要望を行いました。

 茨城県央環境衛生組合の皆様は、現施設の老朽化に伴い、現在、笠間市及び茨城町全域におけるし尿及び浄化槽汚泥を処理する新たな広域し尿施設の整備を進めています。


 現在のし尿処理施設は昭和56年の施設増設後、43年が経過しており、経年劣化による設備装置の老朽化が著しく、各建物についても同様で脆弱性が懸念されています。このことから、施設に運び込まれるし尿や浄化槽汚泥を適正かつ安全に継続的な処理を行うため、さらには東日本大震災での経験を生かし、災害時においても適正かつ迅速な処理を可能とし、来たる災害に備えるため、早急な新たなし尿処理施設の整備が求められています。


 しかしながら、近年の資材コスト及び労務コストの上昇に伴い、建設費が高騰しており、本施設の整備費においても、大きな財政負担が懸念されています。

 このことから、茨城県央環境衛生組合は、環境省所管の「循環型社会形成推進交付金」の令和7年度以降の活用に向け、今年度、本交付金の要望と併せて循環型社会形成推進地域計画を提出するところです。 

 地元の持続可能な社会づくりに向け、循環型社会形成の更なる推進のため、力を尽くします。

茨城県央環境衛生組合

管理者   小林宣夫 茨城町長

副管理者  山口伸樹 笠間市長

議会議長  海老澤忠 茨城町議会議員

議会副議長 内桶克之 笠間市議会議員

 

環境省 環境再生・資源循環局

角倉一郎 次長・博士(政治・政策研究)

 

 

 

 

 

  毎年 黄門まつりは南町二丁目の事務所開き、東照宮 宮本宮司さんによる神事から始まります。


  

  東照宮 祭連の、小さな笛や太鼓の演者を載せた山車を、一心に引くなかで一体感が生まれます。たいへん暑い日になりましたが、時折り吹く風が心地よく、振る舞われた手作りの「しそジュース」で喉を潤す瞬間が気持ち良いです。




次は、県庁神輿会に所属しているので、連合渡御に参加、職員の皆さんは日頃の仕事とは違った環境で、地域活性化のために汗を流していました。






2日目は水戸ふるさと神輿の出番です。

初興式とともに、とにかく大きなふるさと神輿が多くの担ぎ手の力で練り歩き、たいへん勇壮な姿を見せていました。




南町での太鼓合戦、太鼓の叩き合いが行われました。太鼓の音は人々の心を鼓舞し、元気づけます。暑い夏を乗り切る力を得て、実り多い季節が迎えられるでしょう。








   先日の「小場江堰用水」に関する投稿で、うちの方では「備前堀」が有名ですとのコメントをいただいたので「備前堀」について書きます。 


   水戸市の東部、下市から浜田・常澄地区の水田に水を供給するかんがい施設が「備前堀(びぜんぼり)」です。

 

   備前堀は、水戸藩初代藩主徳川頼房公が、灌漑用水と千波湖・桜川の治水対策に、伊奈備前守忠次(いなびぜんのかみただつぐ)に命じて造らせた用水堀です。

   このため、造った人の名前をとって、現在に至るまで「備前堀」と言われてきました。


   現在では、桜川を柳堤橋付近でラバーダム方式により堰き止め、一度南下してから下市一帯を東に流れ、常澄地区を横断して、最後に涸沼川に注ぐ用水です。

   備前堀は、建設から400年以上経過していますが、那珂川沿岸地区の最重要かんがい施設として、水戸市東部地域一帯に農業用水を供給し、長い年月にわたり、母なる恵みをもたらしてくれています。


   まさしく、「備前堀」は、先にご紹介した「小場江堰用水」と並び、那珂川沿岸地区の南の大動脈であり、先人たちが後世の私たちに残してくれた贈り物と言えます。

   また、備前堀周辺の下市地区は都市整備がなされ、美しい景観を誇っています。このため、新水戸八景の一つ、全国疎水百選にも選ばれております。


   毎年お盆の時期には、灯篭流しが開催され、夏の風物詩として定着していますが、今年も、8月16日(金)、16時30分から20時30分までの間、水戸市本町付近の魂消橋から三又橋の間を会場に灯篭流しの開催が予定されています。是非、ご覧になって下さい。

(ふるさと通信員)









 

   黄門祭りのメインイベント「水戸黄門カーニバル」に行ってきました。

   17時からの少し日が傾きかかってきたころ合い、涼しい風も時折感じる水戸市の中心街は、36チーム、総勢2449人の踊り手により、熱気に包まれました。


   「黄門ばやし」と「ごきげん水戸さん」のアップテンポの曲が交互に流れ、36チームがそれそれに趣向を凝らした踊りと演出を披露して、見ている観客を飽きさせませんでした。

   やはり、若者が多いチームは、迫力とキレがあり、エネルギーをもらいました。


   明日も黄門まつりが開催されます。明日は、たくさんの神輿と山車が水戸市中心街に繰り出します。

   是非とも、県都水戸の夏祭りをお楽しみください!

(ふるさと通信員)











 県西 境町 99億! 県内1位!関東1位!全国11位

 県南 守谷市  69億! 県内2位!関東2位!全国19位!

 

この度、2023年度のふるさと納税のデータが、総務省から発表されました。


茨城県内では、県西の境町が100億に迫る99億3811万円の寄付額を誇り、堂々1位になりました。


   境町は、関東でも7年連続1位、茨城県内では9年連続1位、全国でも11位に輝いています!  県南の守谷市は、69億467万円にのぼり、大躍進した昨年に続き、県内2位を維持しております。 


 下記に、県内上位市町と選挙区内の市町を中心に自治体別の寄付額を掲載します。 (カッコ内は前年度比の増減)


  1、境  町 99、38億円(39、85億

  2、守谷市  69、04億円(13、3億

  3、八千代町 22、83億円(13、45億

  4、日立市  22、22億円(2、09億

  5、つくばみらい市  20、10億円(0、04億

  6、取手市  15、29億円(4、46億

  7、大洗町  14、43億円(5、16億

  8、下妻市  11、38億円(5、8億

      ・

  12、筑西市  6、01億円(2、42億

      ・

  18、桜川市  3、59億円(2、16億


   19,水戸市  3、36億円(1,05億

     ・

  28,笠間市  1、78億円(0,12億

     ・

  39,城里町  0,70億円(0,53億

     ・

  43,利根町  0,32億円

  44,高萩市  0,28億円

 

 上記の数字を見ると、いかに県西の境町の全国11位、99、38億円、守谷市の全国19位、69、04億円の寄付額が突出しているかが分かります。


 ちなみに全国ランクでは、

 1位は 宮崎県都城市193億円、 

 2位は 北海道紋別市192億円、

  3位 北海道白糠町167億円、

  4位 北海道別海町139億円、

  5位 北海道根室市125億円と続き、

桁違いの寄付額です。突出したブランドの海産物、畜産物を有する自治体の強みですね。


 選挙区内の筑西市、桜川市、笠間市、水戸市、城里町ともに、前年度の取り扱い実績を越えており、首長、ふるさと納税担当部署の皆さん、返礼品を取り扱う事業者の皆さんともに、鋭意努力した結果が結実したことが、数字に表れています。

市民サービス充実のための財源獲得に努力されている皆さんに感謝申し上げます。

(ふるさと通信員)


同じ茨城県内でも大きな差がありますが、今後の各市町村の努力次第で大きく変化するかもしれません。