主演:トム・ハンクス、アーロン・エッカート他

監督:クリント・イーストウッド

公開日:2016年


実際に2009年に起こった旅客機不時着水事故(アメリカのハドソン川上に不時着水した)の事を、クリント・イーストウッドが映画化した。


USエアウェイズ1945便を実際に操縦した機長、サリー(トム・ハンクス)が主人公。


この旅客機は、川に着水し、しかも真冬の寒さにもかかわらず、乗員乗客155名が無事、救助された。


実際に別の飛行機事故で海に着水した旅客機の映像があるが、着水した瞬間、機体はバラバラになり、乗員乗客のほとんどは助からなかった。


それだけサリーがいかに操縦士として優れていたか、を示している。


サリーは若い頃は、戦闘機パイロットだった。

ある日戦闘機の飛行訓練中に、サリーの操縦している戦闘機が、急にガクガクと振動し始めた。

よく見るとアフターバーナーにも、黒い煙が上がっている。

戦闘機の後部座席のパイロットは震え上がり、「機長!早く脱出しましょう!」と言うが、サリー自身は「いや、まだ飛べる」と冷静だった。


サリーは一緒に飛行している2番機に「ダメージチェックしてくれ」と無線で指示を出した。

オイル漏れがないか見てもらうためだった。

2番機からは「オイル漏れはなし」とのことだった。


サリーは緊急脱出はせず、滑走路へ着陸することにした。

「1番機、進入速度が速すぎるぞ!」と管制塔から無線が入った。

しかしサリーは「速度を落とすと失速してしまう」と判断。結局、直線進入で無事着陸に成功した。

「すごいです、機長!もうダメかと思った!」と後部パイロットも興奮した。


・・・こういう経験があって、サリーは1945便がバードストライク(鳥が飛行機と衝突する現象)

でメインエンジンが2機ともストップしてしまっても冷静だった。


飛行中にエンジンがストップしたかどうかは、

パイロットは操縦席のコックピットからの情報からしか判断するしかない。

即、管制塔へ緊急連絡を入れる。


管制官は、空港へ引き返すよう、指示を出してきた。しかしサリーは(エンジンはストップし、旅客機の高度もかなり落ちていることから)ハドソン川に降りる決意をした。


それで乗客乗員は助かったのだが、今度はサリーと副操縦士が裁判にかけられることになる。


果たして、サリーたちは無罪判決を勝ち取れるのか?


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