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 そして赤い彗星はプレイアデス星団に来た。可住惑星がアステローペの回りを公転していたが、すでに先住民がいた。先住民は、ツァパルディアと呼ばれる、カエルのロボットと、ローシャンと呼ばれる、オタマジャクシ型の戦闘機を量産していて、それらが、赤い彗星から飛び出して来た燭台と戦った。ツァパルディアは、形式番号MB-77の、上半身型のパーツと、形式番号GC-63の、コクピット・ブロックと、形式番号MG-92の、下半身型のパーツから構成されていた。そしてローシャンの形式番号は、GLA-90であった。後に、セレニタが作ったブストの形式番号がMB-78となり、レナクァホの形式番号がGC-64となり、ガルバニの形式番号がMG-93となり、ディフダの形式番号がGLA-91となった。戦いは、赤い彗星の勝利に終わった。アステローペの王イノゴ・エノック・ガニメデス7世は「私が設計したツァパルディアとローシャンが敗れるとは・・・」と言った。赤い彗星がガスを取り払って、本体のシャンデリアが姿を現した。そしてチカの父である、赤い彗星の王は、イノゴ7世に「ここから立ち去れ。これよりこの惑星は我々の物だ。答える前に我々の力を見よ」と言った。そしてシャンデリアはロウソクの一本から、おうし座ゼータ星の近くの星に向けてレーザー光線を発射した。そしてその星は超新星になった。その星の残骸は現在、蟹星雲と呼ばれている。そしてイノゴ7世は「あなた方にこの星を差し上げましょう。住民を脱出させるので少し待って頂きたい」と言った。そして住民は星から出始めた。そして最後の宇宙船が出た時、シャンデリアは降下し始めた。その時イノゴ7世はただ一人星に残っていた。そしてシャンデリアが地面に近づいた時に、起爆装置のスイッチを入れた。すると星が爆発し、アステローペはその爆発によって二つに分けられた。その時シャンデリアは半壊状態になった。そして修理が済むと、赤いガスに再びくるまって地球に向けて出発した。

 地球から蟹星雲までは7200光年、蟹星雲から原アステローペまでは6858光年、原アステローペから地球までは379光年ですから、この物語を事実とすれば下記のような年表が出来ます。
BCE13005 シャンデリアがレーザー光線を発射する。
BCE 6157 超新星が爆発する。
CE 712 原アステローペで超新星の爆発が見える。そして原アステローペが消失する。
CE 1054 地球で超新星の爆発が見える。
CE 1091 地球で原アステローペの消失が見える。
昔は七つだったプレイアデスの星が六つになったというのは、紀元前から言われていたのでおかしいです。日本語の漫画には、ツァパルディアとローシャンは出ません。マスターグレードのジムが、ガンダム同様のAパーツとBパーツと、コア・ブロック型のコクピット・ブロックから出来てる事を知った時に、書き足しました。ツァパルディア(Çapardía)とは、ヘブライ語の「カエル(Tsǝfardē`aツファルデーア)」を、中世スペイン語の文字で音写して作りました。ローシャン(Roxán)は、ヘブライ語の「オタマジャクシ(Rō´shānローシャーン)」を、中世スペイン語の文字で音写して作りました。現代スペイン語だと、それぞれZapardía(サパルディア)とRoján(ロハン)になります。MBはMechanic Brassart(機械籠手)の略で、MGはMechanic Greave(機械脛当て)の略で、GCはGreat Cuirass(大きな胴鎧)の略で、GLAはGrowable Limbed Æronef(成長可能な手足のある飛行機)の略です。