セレニタがテレビを見ていると、頭部が黒と白の、オタマジャクシらしい色に塗られて、体が緑と白の、カエルらしい色に塗られたカエルレアIIが、CMに出て芸をしていた。そのカエルレアIIは、軍でテストされてるカエルレアIIとは、細かい部分が、色々と違っているように見えた。するとカエサルが「ニュースを見ろ」と言ってテレビのチャンネルを変えた。すると、テレビに出ているニュースキャスターが、カエルレアIIを改良したカエルレアIIIが正式に採用されて、RNX(ラナックスという名前を付けられて、世界各国に輸出され始めた事を話していた。
ラナックスの操縦席は頭部にあるが、搭乗者の人命優先のために、機体が損傷した時に、頭部を切り離して脱出機とする事が出来て、その脱出機にも、最低限の武装がされていた。そしてテレビには、日本の白と黒に塗られたラナックス、ドバイの白と緑に塗られたラナックス、イタリアの銀と青で塗られたラナックス、イギリスの黄色と青に塗られたラナックスなどが、テレビに映された。
しばらくしてエンディミオンが家の前に来た。マリアがセレニタの部屋に来て「あなたの友達が来てるわよ」と言った。それでセレニタは外に出た。エンディミオンは「周りで人影を見た事があるか?」と言った。するとセレニタは「人は見た事が無いけど、今日の朝大きな燭台が飛んでたよ」と言った。するとエンディミオンは「それは赤い彗星の戦闘機だ。そして君の家にいる少女は赤い彗星の女だ。彼女と周囲をよく観察していろ」と言って帰って行った。
冒頭の、ラナックスの話は、2017年の9月に、ジンクスVの真似をして書き足しました。