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 ある日、空中に巨大な金魚鉢 が現れた。そしてその中には大きな魚がいた。それはアリオンであった。その時戦車部隊がアリオンを撃ったが、アリオンは全くびくともしなかった。そして、アリオンの中の魚が、目からレーザー光線を発射して、その戦車達を吹き飛ばした。生き残った兵士達が帰って、一部始終を報告すると、大勢の兵士達が来て、上空に向けて、ミサイルを発射した。するとミサイル達は、放物線を描いて、金魚鉢の中に飛び込んで、アリオンの中で爆発して、アリオンは内側から破裂して、吹き飛んだ。


 その頃、セレ二タは、そんな事件を知らずに、食事をしていた。彼の肩にはカエサルが乗っていた。セレ二タはカエサルに「ガンダムって、重水素とヘリウムⅢで動いているんだ。ラナも同じ方法で動いてるのかな」と言った。するとカエサルが、一応同じ事は出来るな。それにはトランスミューターの第二の機能を使うんだ。核子を人工的に組み替えるんだが、重水素一つとヘリウムⅢ一つを、水素一つとヘリウム一つと、2ピコ941・・・、いや、単位を揃えよう。2941.59フェムトジュールのエネルギーに変換するんだ。ラナは普段は、第四の機能で物質をエネルギーに変換してるんだ。陽子一つは150327.75フェムトジュールのエネルギーになって、電子一つは81.89フェムトジュールのエネルギーになって、中性子一つは150534.96フェムトジュールのエネルギーになるんだ。ラナはガンダムと同じ量の燃料から、255倍くらい沢山のエネルギーを取り出せるんだ。ラナには動力パイプが内蔵されていて、その動力パイプの中には、動脈管と静脈管が1本ずつあるんだけど、そのトランスミューターで作られたエネルギーは、動脈管の中にある酸素とネオンに与えられて、その酸素とネオンが、酸素8価陰イオンとネオン8価陽イオンに変わるんだ。出来上がった電離ガスは、動脈官の中を流れて、機体各所の、イオン・アクチュエーターに送られて、そのイオン・アクチュエーターは、電離ガスからエネルギーを取り出して動いて、エネルギーを取られた電離ガスは、普通の酸素とネオンになって、静脈官を通って、トランスミューターに戻るんだ」と言った。セレ二タは「普通の燃料よりどれくらい凄いのかな」と言った。するとカエサルが「ガンダムのエネルギー効率は、薪の1700万倍、石炭の1300万倍、ガソリンの800万倍くらいだ」と言った。セレニタは「ガンダムの形式番号はRX-78-2なんだけど、ラナにもそんな番号無いかな」と言った。するとカエサルが「君が作ったんだから、好きな番号を勝手につければいいだろう」と言った。するとセレニタは「何か参考になる事教えてくれないかな」と言った。するとカエサルは「君のお父さんも、カエルのロボットを作ってたんだ。名前はツァパルディアといって、駆動系は、ラナと同じイオン・アクチュエーター・システムだけど、電離ガスは、弗素9価陰イオンとネオン9価陽イオンが使われてたんだ。酸素を使った場合の、2倍のエネルギーが出るけど、猛毒なんだ。上半身がMB-77、下半身がMG-92、そしてコクピット・ブロックがGC-63なんだ。MBはメカニック・ブラッサートで、機械の籠手という意味で、MGはメカニック・グリーヴで、機械の脛当てという意味で、GCはグレート・キュイラスで、大きな胴鎧と言う意味だ。我々の故郷の星は、錫が豊富で、我々の先祖は、錫にアンチモンと、幾つかの成分を加えて、非常に硬い錫合金を発明したんだ。そして、鉄が作られる前は、その硬い錫で鎧を作っていて、強度が必要な部分には、銅にアンチモンと、幾つかの成分を加えた、硬い銅合金を使っていたんだ。そして鉄が作られるようになった後も、美しくないという理由で、鉄の鎧に、銅色と錫色の塗装がされていて、後には、新米の騎士の鎧は水色とオレンジ、一人前の騎士の鎧は水色と緑、ベテランの機の鎧は紺色と水色で彩色されるようになったんだ。ツァパルディアも、それらの色で塗られていたんだ」と言った。するとセレニタは「ブストはMB-78で、ガルバニはMG-93で、レナクァホはGC-64で決まりだ」と言った。

 後半の、エネルギーと、形式番号の話は、日本語の漫画にはありません。エネルギーの話は第六話で、動力源や装甲材質の話を書きたした後で付け足しました。形式番号の話は、今売ってるプラモデルドで、ジムが、ガンダムと同様のAパーツとBパーツと、コア・ブロック型のコクピット・ブロックから出来てる事を知った時に付け足しました。薪は1キログラムが燃えると20.3メガジュールのエネルギーが出て、石炭は1キログラムが燃えると27.6メガジュールのエネルギーが出て、ガソリンは1キログラムが燃えると43.6メガジュールのエネルギーが出ます。そしてガンダムは1キログラムの重水素とヘリウムIIIから352, 038, 601.9メガジュールのエネルギーが出て、ラナは1キログラムの燃料から98, 875, 517, 873.7メガジュールのエネルギーが出ます。ゴッドマーズは反陽子エネルギーで動きますけど、インテークから空気を吸って、反陽子と対消滅させる仕組みであれば、1キログラムの燃料から179, 751, 035, 747.4メガジュールのエネルギーが出る事になります。ちなみに反陽子は、1立方センチメートルあたり、309, 432, 826.687トンです。そして液体重水素は、1立方センチメートルあたり0.1415グラムで、液体ヘリウムIIIは、1立方センチメートルあたり0.0940グラムです。ラナの駆動系は、電離ガス・アクチュエーター・システムですけど、これは、機動戦士ガンダムに登場する、ザクというロボットの、動力パイプの中には流体パルスが流れているんですけど、この流体パルスがイオン化ガスであるという説に基づいた設定の盗用です。流体パルスは、液体である説もあります。