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 ある日、大気圏上層部に火が現れて広がった。その火は下にある雲と水蒸気を水に変え始めた。すると火の下の雲は消滅して豪雨に変わった。その様子がテレビのニュースに出た時、カエサルは「あの火はエオスだ。我々が灌漑のために開発したロボットだ。海の水面が15メートル上昇するだろう。そしてエオスは水に弱いんだ」と言った。セレニタは「レナクァホー!」と叫んで崖から跳び降りた。するとレナクァホが飛んで来てセレニタを跳ね飛ばした。セレニタは放物線を描いて吹っ飛ばされて、その間レナクァホは前進し続けていた。そしてセレニタは操縦席の中に落ちた。そしてレナクァホがエオスの上に来た時、セレニタは「ラナー!」と叫んだ。するとレナクァホはウエボに変形してブストとカルバニと合体してラナになった。セレニタは「スーパー・アイフェックス!」と叫んだ。するとラナの口から、舌がπの字型の物体を持って飛び出して、ラナの右手がその物体を持つと、その物体は、ビーム・ライフルに変形した。それから舌が一旦引っ込んでから、円柱形の物体を持って飛び出して、ビーム・ライフルに取り付けた。その円柱は、縮退水のタンクであり、片方の底面の、四つの穴から空気を吸い込んで、縮退水に変換する。ラナが引き金を引くと、ビーム・ライフルの銃口から水が出て、エオスに穴を開けた。その時カエサルが「ラナは飛べないだろ」と言った。するとセレニタが「そんな事は分かっている!」と言った。同時にラナは落ち始め、ウエボとブストとガルバニに分離し、ウエボはレナクァホに変形して上昇し始めて、ブストとガルバニも後に続いて上昇した。そして再びエオスの上に来た時、ウエボに変形してブストとガルバニと合体してラナになった。そしてラナはスーパー・アイフェックスでエオスを撃って落ち始めた。すると円盤形の飛行物体がラナを支えた 。それはエンディミオンの飛行機のネヌファル であり、その形式番号はUF-163であった。UFとは、アンヴァリエイブル・ファイター(変形しない戦闘機)の略であった。そしてラナはネヌファルの上でエオスをスーパー・アイフェックスで撃ち始め、エオスは完全に消滅した。セレニタはエンディミオンに「装甲材質は何だ」と言った。するとエンディミオンは「ベータCチタン合金・サイアロン複合材だ。ベータCチタン合金は、チタン75パーセントとヴァナジウム8パーセントとクロム6パーセントとジルコニウム4パーセントとモリブデン4パーセントとアルミ3パーセントで出来ていて、引張強度は1440メガパスカルで、比重は一立方センチメートルあたり4.82グラムで、値段が安いんだ。そしてサイアロンは、セラミックの一種で、こちらも値段が安いんだ。君の父上は、若い時にこれを作ったんだが、あまりにも旧式なので、後にツァパルディアとローシャンを作ったんだ。こちらも同じ装甲材質だ」と言った。セレニタが「もっと良い素材は使わなかったのか」と言うと、エンディミオンは「量産機だからしょうがない」と言った。

 ネヌファルとはスペイン語で「睡蓮」という意味です。そして、ベータCチタン合金・サイアロン複合材は、機動戦士ガンダムというアニメに登場する、ジムというロボットの装甲材質の、チタン合金・セラミック複合材がモデルです。UF-163の、163は、ぼくの身長です。それからスーパー・アイフェックスは、ガンダムの武器の、スーパー・ナパームがモデルです。