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 ある日、巨大なヒョウタン が空中に現れた。それは傾いて、地上に水をこぼした。その様子をテレビで見たセレニタは、崖から跳び降りて「レナクァホー!」と叫んだ。するとレナクァホが飛んで来てハッチを開いた。セレニタはハッチの内側に当たって、操縦席の中をあっちこっちに弾んだ後、座ってハッチを閉じた。そしてレナクァホは現場に行った。現場に着くと、セレニタは「ラナー!」と叫んだ。するとレナクァホはウエボに変形してブストとガルバニと合体してラナになった。その時カエサルが「あのヒョウタンはバッカスだ」と言った。セレニタが「フルーレ!」と叫ぶと、ラナは口から舌を出した。その舌は、マジックハンドとフレキシブルアームで出来ていて、ラナ・エクステンドーという棒を持っていた。そのマジックハンドの親指は、掌底にある溝を動くので、それは必要に応じて右手にも左手にもなった。そしてラナの手がその棒を取ると、舌は引っ込んだ。ラナの胸部内部は、中央に、胃と呼ばれる箱があり、胃の右の巻き取り器に舌が巻き取られていた。胃の左には、蒸着装置があって、必要な道具を口の中に作る仕組みであった。ラナが手に取った棒が特殊警棒のように長くなって、先端から陽電子を噴き出してポジトロン・フルーレ になった。刃の部分は、二硼化チタン・窒化硼素ナノチューブ複合材で出来ていた。そしてラナはジャンプしてポジトロン・フルーレでバッカスを突こうとしたが、バッカスが水平に動いて避けたのでラナは落ちた。ラナが起きあがると、セレニタは「バルカァン!」と叫んだ。するとラナの上顎内部で、吸気口と排気口とバルカン砲をセットしたパーツが角度を変えて、バルカン砲に切り替えた。そしてラナは鼻の穴から36mmバルカン砲 を発射した。砲身は、トランスミューターで縮退水1-1-16を、ビスマス合金製の砲弾に変換して射出していた。そしてバッカスは、バルカン砲の射撃を受けて、砕けて落ちた。その後、ラナはヒート・エクステンドのスイッチを切った。すると刃が冷えて光らなくなった。それからラナは、ヒート・エクステンドを、バリバリと齧って食べ始めた。胃と呼ばれる箱の中は、上半分が破砕機であり、ヒート・エクステンドの破片を細かく砕いて、胃の下半分の、トランスミューターが、その残骸を縮退水1-1-16に変換してタンクに送った。

 日本語の漫画では、ビーム・サーベルですけど、Iフィールドも原理が分からないので、英訳した後、ラナ・エクステンドに変えました。弾丸によく使われてる鉛は有害なので、密度や融点が近いビスマス合金に変更しました。ザクIIのヒート・ホークは、窒化チタンコート・二硼化チタン・窒化硼素ナノチューブ複合材で出来てます。二硼化チタンは、ダイヤモンドに近い硬度を持っていて、空気中で高温になっても燃えません。そして融点は摂氏2920度です。窒化硼素ナノチューブの引張強度は33000メガパスカルであり、融点は摂氏2967度です。 最強の鉄合金のアーメット鋼でさえ、引張強度は2172メガパスカル程度ですから、大変な丈夫さで、曲げても壊れない柔軟性もあります。二硼チタンだけでは衝撃に弱いので、 窒化硼素ナノチューブを入れて補強します。窒化チタンは、二硼化チタン程の強度は無いけど、融点が摂氏2950度であり、二硼化チタン以上に酸化しにくいです。そして金色に見えますので、ザクIIのヒート・ホークは、アニメでは黄色に見えます。ぼく自身は、窒化チタンでコーティングしなくても、二硼化チタンだけでも充分燃えにくいだろうと思って、二硼化チタン・窒化硼素ナノチューブ複合材だけにしました。こちらは、暗い銀色に見えます。