源氏物語54帖終わりました | 野山のジャンル 1位 笑

野山のジャンル 1位 笑

クロイツェル です
毎日野山で見た事を写真に撮ってます


また原文で聴いてみると案外意味がわかるようになって

とても不思議な気がする

光源氏と宇治八の宮は桐壺帝の異母兄弟なんだけど

光源氏の場合は母親の父は按察大納言で

下級貴族だった

明石の姫も同じ身分だったから

二人の子供が中宮まで行ったのは

紫の上の養子として育ったにしても

本当に偶然の賜物だった

その次男の匂う宮がとんでもない女たらしで

光源氏の子供の薫の隠し妻の浮舟と

肉体関係を持った

浮舟は宇治八の宮の三番目の姫で

とても美しい人だったが

匂う宮とのセックスが忘れられないほどで

貞淑な妻であるべき身を恥入って

尼になったところで終わる

この先があるとしたらどんな筋立てになるのか

未だにその方面の小説はないのだと言う

平安時代にはもうそんな昼メロがあった



その英語版を読んだヴァージニア・ウルフは

今から1000年も前にそんな小説が

東洋の片隅の日本にあったことに

異常な関心を持って評論している

翻訳はアーサー・ウェイリーといって

日本や中国の古典をダイナミックな手法で

訳をするので有名な英国人だった

戦後になるとアメリカ人のサイデンスティッカーが

源氏物語の翻訳をしている

他にも蜻蛉日記も翻訳している

蜻蛉日記の作者は道綱の母と言って

藤原道長の父親の奥さんの一人だが

更科日記の作者だと言われている

菅原孝標女スガワラノタカスエノムスメとは

叔母と姪の関係にある

菅原孝標は地方長官であったけれど

京都市内に大きな土地を所有する程の金持ちだった

実はその五代前に菅原道真がいるから

名家中の名家だといってもいい

更科日記の作者が書いたと言われる

浜松中納言物語が浮舟の後の小説だと言う

文学者もいるが

荒唐無稽でスピリチュアルな手法で書いてあって

源氏物語のような現実味が少ないから

どうなのだろう

よくわからない

出家した女性が還俗して

前の男のもとに戻るなんて考えられないし

生活できればなんでもいいなんて

プライドが許さないって浮舟は考えるだろう

美人薄命だから 笑

そのうちに死んじゃうのかも

もしも若くて美人で男を知ってしまったら

もうそれだけでも罪つくりです 爆

現代だと薫がモラハラ男になるのがミエミエ

全く別の男性と再婚した三船美佳さんを

想像したらなんとなくわかる気がするので

浮舟もそうなるって事だと

あんまり小説としては面白くないし

匂う宮の子供を妊娠していたら

新たな展開があるのかも