先日、凸凹男子仲間の保護者と飲んでいたとき。

趣味というか好きなことだと夢中になるあの子たちは、趣味もクライアントワークにすべし、と話すパパが。

好きなようにやるだけだとときに変な子扱いであまり自信にもならないが、周りのニーズを満たしたりするなかで社会性も身につくし、将来に繋がる、と。

おそらく当事者でもあり、長年そういう分野で仕事されてる、大変な学びになりましたね。


時を同じくして、兄が周りの期待に応える、に少しだけ足を踏み入れた。

今まで、技術はあっても性格に期待されても、学校のお役目は全拒否だった。

昨年も合唱曲の簡単な伴奏、ピアノ経験者が楽譜渡されとりあえず弾くように言われたらしく。男子校ゆえ初見で両手でいけたただ1人(小5以来ピアノ触ってないけど)、引き受けてくれないかとこちらに電話まできたが、本人固辞。


今年は、Tシャツのデザイン案を出して欲しい人数人、の推薦を受けたらしい。

もちろん断るかと思ったが、即決で受託。

やると決めた場合は、当然ながら試験勉強そっちのけで夢中にw


結果採用されるかはともかく、初めてのやる気。

冒頭のパパがおっしゃるように、周りに本人を求めるニーズがあることがまず前提、期待に応えようと思って、さらにみんながどんなものならかっこいいと思うか考えたり聞いてみたり。

定型なら当たり前のことなんだが、凸凹系は、基本精神が自分の好きなことを好きなようにだから、実は大変な進歩、好きなことなら、人の話を聞ける可能性があるんだよね。


いずれにせよ、まずは周りが認めるような技術が必要。

幼いころ過集中したようなものはこうして役に立つ可能性があるのでは。

思い出した。

年中のころ体験に行ったお絵描き教室の先生がめっちゃ怖くて。

しかも母子分離で長ければ3時間くらい活動する。

幼稚園行くのもスイミングも騒いでたあの頃、絶対続かないと思ったのに、初めてすんなり分離できたのがその教室だった。

今回もアート系。

なんだ、無関係にみえて何年経っても過去の体験は繋がってくる。