表紙だけ見ると、一瞬ビックリするかもしれないけど
ずいぶん前に買ったまま読んでなかった、帚木蓬生さんの小説。
帯にもあるが「古くは半陰陽、両性具有と称された」男性でもなく、女性でもない、インターセクシュアリティがテーマ。
染色体が曖昧で、心も身体も男女に分類出来ない。
性同一性障害は心と身体が別の性。
だから、それとも違う。
男女のモノが揃ってるというか…本文に「どっちつかず」という言い方が出てきたが、そういう表現になってしまう。
私の周りには(たぶん)いないけど、いたとしても普通に受け入れられると思う。
男性、女性の区別じゃなく、人としてどうかだから、身近な人にカミングアウトされたとしても「あーそうなんだー」くらいな気がする。
面白くて、一気に読み終えた。
そして、過去の「臓器農場」「エンブリオ」も読み返したくなった。
まだまだ時間はある。
今日もお読みくださいまして、ありがとうございます。