チーム一丸となって4点差を逆転し



尾花監督は去年まで所属した古巣相手に



本拠地初勝利を飾りました
ヾ(^ω^)ノ


ベイスターズは去年までとはなんか違うぞ



白球が横浜の夜空に消えるより早く



尾花監督がベンチを飛び出していました



9回劇的なサヨナラ弾



大歓声を全身に浴びながら歓喜のナインでごった返す



本塁上でスレッジ選手と固く抱き合っていました



「いやあ本当によくあそこで打ってくれた
打った瞬間もう行ったと思いましたよ」



ド派手な本拠地初勝利



しかしその裏には計算された



「アナライジング・ベースボール(分析野球)」



の神髄があったようです



同点の9回1死一塁



内川選手が空振り三振する間に



早川選手が二盗を成功させた



2死二塁となり



巨人バッテリーは4番村田選手を敬遠



だがこれは思惑通りだったようです



杉村打撃チーフコーチは



「村田が歩かされるのは想定内だよ
スレッジで勝負と思っていた」



ってしてやったりの表情をしていました



金刃選手が既に起用されており



巨人に左の中継ぎはもう残っていなかった



しかもスレッジは3月21日のオープン戦で


土本選手から本塁打を放っている



ベンチの指示は



「直球に絞れ」だった



「彼は直球とフォークの投手だからね」



とヒーローがニヤリと笑ったように



新人の球筋を分かっている助っ人の一振りに



勝負を託したのでした



去年まで巨人の投手コーチを4年間務めた指揮官は



原監督の継投策を完ぺきに読み切っていた



1点を追う7回横浜のクリーンアップに



越智選手をぶつけられたが



「越智選手、豊田選手の順番で来ると思っていた」



さらに



「(9回は)ビジター
土本とクルーンだと思っていました」



と確信していた



相手の投手起用が見えれば先手先手で対策を打てる



辛抱強く反撃して9回の幕切れにつなげた



先発の吉見選手が大乱調で



初回にいきなり4点のビハインド



早々に見切って



2回途中から新人の加賀選手を投入するなど



しのいで手にした大きな1勝



だが内野に失策が出てしまうなど


まだ目指すち密な野球は未完成です



それでも



「初勝利よりお客さんが喜んでくれた
何かあると思って最後まで
試合を見てくれるようになればいいですね」



連敗でズルズル行った去年とは明らかに違う



尾花監督にとって古巣からの初勝利は



単なる1勝以上の手応えがあったんでしょう



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