鼻に噴霧するタイプのインフルエンザワクチン「フルミスト」を導入して10年近くなります。
欧米では主流になっているワクチンで、日本での従来型の注射ワクチンが不活かワクチンであるのに対し、フルミストは生ワクチンです。
生ワクチンであるがゆえに高い効果と長い持続性が期待でき、なんといっても注射じゃないので痛みがないというのが最大のメリットと言えましょう。
鼻の粘膜に直接噴霧することでウィルスの侵入口である鼻やのどの粘膜内に免疫が出来上がるため、インフルエンザの感染そのものを予防する効果が期待できます。
(注射ワクチンは感染そのものの予防効果は低い)
なのでインフルエンザに「かかりたくない!絶対に」という人、たとえば受験生などにはおすすめのワクチンとなります。
接種は1回で済み、1年以上免疫が持続するそうで、国によっては2年に1回の接種でよとされているところもあるそうです。
(まあ僕は年に1回を勧めてますが)
デメリットとして、フルミストは国内では未承認のワクチンなので接種にあたっては自己責任となります。
(とはいっても世界的にスタンダードなワクチンなので危険性は低いです)
また、僕は個人ルートで輸入して毎年接種をしてますが、価格の変動が大きい(というより上がり続けてる)というデメリットもあります。
どうしても輸入コストと昨今の円安もあり仕入れ値が上がってしまうのは仕方ないところです。
当院ではなんとかがんばって今年は9900円におさめました、、、
(これじゃ利益ほとんど出ない、つうか足でてる)
また一部基礎疾患を持ってる人や接種が困難となる人もいますから、それは接種を検討している医療機関に確認してください。
フルミスト、当院でも11月より接種開始予定で現在予約受付中です。
こちらをご覧ください。