去年から僕はチームアクエリアスの一員として活動してます。
「アンバサダーって具体的に何してんの?」といった漠然とした質問をいただくことが多いので、今回はちょっと説明しておきましょう。
そもそもこの企画は今年で3年目です。
オリンピアである市橋有里さんをコーチに据えてマラソンに挑戦し、体を動かすことの楽しさと水分補給の重要さを広めるためにアクエリアスが企画したもの。
そのアンバサダーとして僕ら一般人のブロガーが選ばれてるわけです。
メンバーは毎年入れ替わりますが、例外的に僕は去年と今年の2期にわたって任されましたが、他の皆さんは卒業しています。
こちらが今年のメンバーですね。
去年の仲間たちは現在も、各々が習慣になったランニングをアクエリアスとは関係なく自由に続けています。
去年僕は「1ミリも走れないメタボが1年でフルマラソンを完走する!」と銘打ってチャレンジしましたが、あれはあくまで僕個人の挑戦です。
アクエリアスアンバサダーの役割はあくまでも楽しさを伝えることですので、大会に出ることやタイムを競うことが目的ではないんです。
ここを誤解しておられる方が多いので、ここで明確にしておきましょう。
したがって体調がよくなかったり負傷したりしたら、当然ながら無理に走ったり大会に出たりすることは一切ありません。
去年まだ始めたばかりの僕が怪我した時に無理して走ろうとしてたときも、コーチ陣から強くストップがかけられたものです。
痛みも我慢してただがむしゃらに走っているわけではないんですよ~。
痛いときには僕らは走りません。
よく痛み止めを飲んでまでして大会に出ておられる方を見受けます。
そもそも痛み止めを飲んで運動することの危険性は当然ではありますが、それもすべて自己判断であれば許容されてしまう風潮があるのは恐ろしいことです。
ちなみにチームアクエリアスではこういった行為は厳禁とされています。
僕個人としても、選手じゃないわけだからアマチュアさんが痛み止めを服用して大会に臨むってのは、どうかと思うし、そもそも医者としてそんな行為を認めることは出来ませんからね。
僕はチームドクターではないけれど、医者としてメンバーの健康管理などにも陰ながら目を見張らせているんです。
マラソンをすると心拍数があがり全身の循環が良くなります。
それにより、服用した薬がより多く体を回ることになり、思わぬ副作用が出ることがあります。
風邪薬を飲んで走って死にかける人が後を絶たないのは皆さんもご存知でしょう。
そして、現役時代に多くの負傷を経験した市橋有里コーチの強い思いもあります。
痛いのに無理して走ろうとした僕に厳しくストップをかけてくれたこともありました。
後日、「あの時は先生に嫌われたっていいから何としても止めたかった」と言っておられました。
感謝っす…
アルコールにしても同様の事が言えます。
レース前に酒を飲まないのは当然でしょうが、レース直後の飲酒も危険です。
「レース後のビールがたまらない!」というのは分かるのですが、レース後のまだ火照って循環が良くなってる体にアルコールが入ると、薬同様一気にアルコールが体内に回り悪酔いするだけでなく血圧低下を引き起こし意識を失うことだってあります。
練習会や大会の直後にビールを飲むこと、これもチームアクエリアスでは絶対禁忌とされています。
レース後はアクエリアスでしっかり水分と電解質を補給し、落ち着いてシャワーを浴びて着替えた後にビールを飲むようにしましょう。
このように僕らアンバサダーは、ただ走る楽しさを伝えるだけでなく、いかに安全に走るかを伝えることも役割となってますし、アクエリアスはその辺をかなり厳重に管理してくださってます。
走るのはとても楽しいことだし、無理してでもタイムを狙いたくなる気持ちはよ~く分かります。
が、それで体を壊してしまっては元も子もないし必死に積み上げてきた練習が無駄になってしまいます。
あくまでも身体を第一に考えないと、楽しいものも楽しめませんよ。