練習会は東京タワーから東京スカイツリーまでの往復20キロ。
前回書いたように今の体調で20キロ走るのは無理、というより無謀だと思ってました。
でも「挑戦するんだ」と思うようにし、とても緊張してはいましたが挑んできました。
スタート前。
日差しが強く気温もどんどん上がり、走る前から汗が流れてきます。
有里コーチが、「じゃあ先生が先導してネ」と。
まじっすか・・・
みんなについていくのすら微妙な状態なのに。。。コーチ酷い。。。
そんな愚痴を飲み込み、教えられたコースを覚えて、いざスタート。
信号にたびたびひっかかるため、そのたびに足を止める。
走っていて一旦止まってしまうと体力が奪われるのは横浜マラソンで経験済み・・・
信号になんども引っ掛かるたんびに徐々に疲れてくるのが分かります。
すがっちは相変わらず元気いっぱい。テンションMAX。
「悩む前に行動しちゃいまスね」と。
なんてポジティブな奴なんだ~。
(写真のセンスも光る、すがっちの超ポジティブブログはこちら)
7分/Kmちょいのゆっくりペースなので、みんなは楽しそうに談笑しながらのラン。
僕は例により一人無言・・・
この日の体調ではとてもしゃべる余裕などなかったのです。
ペースはゆっくりなのに心拍数は跳ね上がってますし息も異常に切れる。
とても走れる体調じゃないな・・・と思いながらも、なんとかみんなをスカイツリーまで先導せねば、という思いだけで走りました。。
終始先頭を一人で。
スカイツリーを折り返し、
銀座のホコ天ラン!
おしゃれに着飾った人たちの中を、ウェアを着て汗だくで走り抜けるのは、ちょっと変な気分・・・
ここでも終始無言で。
走れる。
まだ走れる。。
で、ふと気づいてしまいました。
有里コーチは僕の体調を知ったうえで、あえて先導を任せたのでは?と。
体調もそうだけれどメンタル的にも落ち込んでる僕に自信をつけさせるためにあえて。
僕の性格を知っているから、任せればたぶん僕は奮起して先導を果たそうとするだろう、と。
すごい・・・
さすが有里コーチだ。
技術的なことだけでなく、メンバーの個性をちゃんと把握して、それに合った指導・指示をしてくださる。
このブログでは支えてくれる仲間の大切さを書いてきましたが、有里コーチの的確な指導も忘れてはなりません。
でもってまんまと乗せられてしまった僕は、絶対不可能と決めつけていた20キロを・・・
走り切れた・・・
このカットにはみんな笑ってましたが、僕にはこの20キロはとっても大きかった。
このあとシャワールームで一人男泣きしてました・・・情けない。
結局、病気だろうが体調不良だろうが関係ない、最後は気の持ちようだってこと。
「病は気から」という言葉が事実であり本当に気で病を払拭できるのだとすれば、その病とリンクしているであろうランの不調も、気で払拭できるってことでしょう。
出来る!
俺は出来る!!
この後今週は、10キロ、15キロと走ってます。
今までにないくらい軽快な足取りで走ることができて、やっと復活の兆しが見えてきたかな?と思います。
長かった・・・
大阪マラソン本番を2週間チョイ先に控えてます。
復活するのがちょいと遅すぎました・・・
本来なら走り込んで1か月前くらいから練習量を減らしていくものなのですが、せっかく調子が出てきたので、今週・来週はもう気にせず走り込んじゃおうかと思ってます。
大阪は本当にぶっつけ本番となります。
タイムも無視。
ただ完走することだけを目指します。
やっとエンジンに火がついてくれました。(おそらく)