先日こんなニュースが出てましたね。


何でも1歳未満には効果が認められないと結論付けられた!的な報道をされています。


インフルワクチンは生後6か月から接種できるのですが、6か月~1歳に関しては以前からその効果に疑問がもたれていました。

でも数年前に接種量が増えたため、それで効果が期待できるのでは?とも考えられていました。


ところが今回の発表で1歳未満では効果が無いということになってしまいましたね・・・



僕の考えとしては、それでも接種してもいいのではと思ってます。

そりゃ100%絶対に効かないワクチンなら勧めませんが、接種することにより一定の効果は期待できるわけですから。


で、以前に書いたように、お子さんが保育園に行っていないのであれば接種しなくてよいでしょう。

代わりに周りの親たちがしっかり接種して、お子さんを守ればいいと思います。


逆に保育園に通うお子さんについては、園では確実にインフルが流行するものですから、仮にダメ元だとしても接種しておくメリットは少なからずあると僕は考えるのですね。



接種しなかったお子さんがインフルに罹り、あろうことか脳症を起こして死んでしまったとしましょう。

ワクチンに脳症を予防する効果はないとされていますが、じゃあそうなった時に親として「今回脳症で死んでしまったことはワクチンを受けなかったこととは無関係だ」と納得できますか?割り切れますか??

ダメ元でもワクチンを接種しとけば、もしかしたら防げたのでは?と思うでしょう。

一生このことを引きづって生きていかなければなりません。


ワクチンには実はこのような、接種することによる精神衛生上の効果もあるわけです。


なのでご家庭の生活スタイルや価値観に応じて決めればいいのではないでしょうか。


「(本当かどうか不明ながら)効果が無い」=「接種しなくてよい」という単純な図式は成り立たないと天使パパの僕は考えるわけです。



ちなみに今回の報告では重症化(そこに脳症を含むのかは知りません)を防ぐ効果はあるとの結果だったので、そう考えるとやはり接種する意義はあるのではと僕は考えますね。




さて、今回のような報道が出回ると、僕のような疑り深い人間は色々と考えてしまいます・・・


以下は僕の勝手な予想ですので、批判はご勘弁。


何故このタイミングで、たとえ1歳未満(あとは12歳くらいでしたっけ?)に限られているとはいえ「インフルワクチンは効かない」といった報道が出回ったのか??


今回この研究をしたのは慶大で、発表したのも慶大です。

この手の研究発表はよくあることなので、我々医療従事者はそれほど驚かないし「へえ~そんなデータが出たんだ」くらいなもんです。


ところがそれを新聞・テレビで大々的に報道されてしまいました。


何かの意図を感じずにはいられないんですよね、、、


誰の意図か??

それは厚労省・・・



今年はインフルワクチンが4価の新しいものに変わることはすでに書きました。


ところが各メーカー、生産量がそれほど多くなく、例年ほどのワクチンの流通量が確保できないのではと噂されています。

実際とある業者さんから聞いた話では、例年の8割程度しか生産されていないとか・・・


となると、希望する方全員が接種できない事態になる恐れがあります。

以前の新型インフルエンザワクチンの時みたいに、大幅な接種制限がかかるかもしれません。


大混乱になるかもしれません。。。



「ワクチン後進国」の日本(厚労省)ってのは、新しいワクチンが発売になると国民が殺到して大混乱になるため、あの手この手つくして「接種抑制」をかけようとします


上で述べた新型インフルワクチンの時だって、まず僕ら医療従事者が優先して接種し、次にハイリスクの人を選別して接種しました。

一般人にワクチンが行き渡った時にはすでにパンデミックは終わってました。


ヒブワクチンが発売された時だって、最初の1年は医療機関に月数本しかワクチンを卸してくれませんでした・・・


このように物理的に接種制限をかけるって手法が一つ。


もう一つの方法が「情報操作」です。


B型肝炎ワクチンがすべての年齢層の国民に接種すべきであることは明白です。

でもそうなるとワクチンがたちまち品薄になって混乱するでしょう。

なので厚労省はHPで「常識的な生活を送っていればB型肝炎には感染しません」などという情報を流して、みんなが接種しようとするのを防いでいるわけです。


やってることは愚かですが、それに騙されてしまう国民はもっと愚かだと思い知るべきですよね。



でもって今回のインフルワクチンですよ。


4価ワクチンになり効果がより高まることが分かっているけれど、メーカーはそれほどだくさん製造はしてくれなかった・・・

混乱するぞ。。。さてどうするか。。。


そんな時に慶大が「1歳未満には効果が無い」という発表をしたわけです。

(慶大がそのタイミングまで見計らったかどうかは分かりません)


僕が厚労省の官僚ならこれを使わない手はないでしょう。

ジャンジャンマスコミにリークして大ニュースに仕立て上げる。

官僚ならそんなこと簡単にできます。


ニュースを知った国民は「あ、効果ないんだ」「じゃあ接種するのや~めよ」となります。


国の接種抑制作戦がまんまと成功するわけですな。




・・・と、僕はここまで考えるのですが、下衆の勘繰りでしょうかね??






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