僕の信念は、僕の医療を必要としている人たち全てに対して、僕の持ちうる知識・技術・情熱をささげたい!ってことです。


ブログやメディアを通じて僕を知り、僕の医療を受けたいと思う人が多数、毎日遠方から来られます。

とても嬉しいことです。

医者冥利に尽きます。


ですが、そうは言っても僕が最も大切にすべき対象は、あくまでも近隣の患者さんたちです。

地域に根差した活動を行うのが開業医の役割ですから、地域に還元するのが第一の仕事だと考えてます。



さて、インフルエンザ予防接種も佳境に入りました。

周辺では流行も始まり、慌てて接種に駆け込む方もいますし、フルミストもおかげさまで好評です。


そんなフルミスト

これまで説明してきたように、高い予防効果を持つワクチンで、「インフルエンザにかからなくするためのワクチン」ということで、是非とも皆さんに接種してほしい(自分も接種したかった)と思い、輸入しました。


ところがフルミストの接種患者さんの半数は、普段は当院がかかりつけじゃない人たち。

川崎市以外の、横浜市や都内からの接種者もざらではありません。


まだまだ接種できる医療機関が少ないので、皆さん血眼になって探して当院にたどり着いたことでしょう。


それに対して、当院のかかりつけ患者さんはというと・・・これが意外にみなさん注射ワクチンを選択されておられる・・・



当然ながら注射ワクチンとフルミストの両方を考えたうえで注射を「選択」されたのだと思いたいですが。



でも、はっきりいってインフルエンザの予防を考えたら絶対にフルミストを選択すべきだと僕個人的には考えています。

そりゃあ未承認ワクチンであるというリスクはありますが、日本以外の多くの国で安全に接種されているワクチンですし、僕だってそれを承知で輸入しているわけで、何も恐ろしいワクチンを海外から輸入して患者さんに勧めるわけがありません。


価格にしても相当頑張りましたから、注射ワクチン2回接種するのとフルミスト1回の価格はそれほど変わりません。


僕が一番大事にしている当院かかりつけさんに是非ともフルミストを選択してほしかったのです。

(一見さんは来るなと言ってるわけではありませんよ!!むしろ大歓迎です)


ところが、インフルエンザ予防接種の時間帯になると、フルミストを接種するのは皆さん遠方の方ばかりで、当院かかりつけさんはみんな注射・・・


昨日など明らかに状態の悪い喘息の一見さんで当然接種はお断りしたのに「自己責任でいいからやってくれ」などと理不尽なことを言われるし・・・


いろんな意味でなんだかなあ~と思ってしまいます。



当院を探し当てて遠方から来られる方は、おそらくブログを読んでおられることと思います。


対して、当院のかかりつけさんたちは、あまりブログを読んでおられないのでしょうか・・・



別に読んでほしいと思っているわけではありませんが、それでも今回のフルミストのような皆さんにとって大きな恩恵を授けるような「おいしい話」を、かかりつけさんにも是非知ってもらいたいんですよね。


先日も注射をしたあとにママから、

「なんでも鼻に吹きかけるワクチンンがあるんですってね」

と言われました。

そのワクチンは注射の数倍も予防効果があり、当院でも導入していると話すと大変驚いておられました・・・


当然ながらブログ以外でも、HPやFBその他多くのメディアや院内掲示で、フルミストについて宣伝しまくっていたのに、、、


かかりつけさんとなると、あまり当院の発する情報に敏感じゃなくなるようです。。。



本当はそんな皆さんに接種してほしかったのになあ~フルミスト