先日医師会で「27年度病児保育施設選定会議」なるものが開催されました。
川崎市は現在、各区に1個ずつ病児保育施設を設置する方針のようで、そのためすでに病後児施設が存在する高津区のブルーラグーンは無視され続けています。
そして会議では「全会一致」で宮前区に決定したそうです。
川崎市は今年の4月、中原区の端~っこに病児保育施設を作りました。
ブルーラグーンから2Kmの距離です。
そして現在病児および病後児施設がない区となると、川崎区・宮前区・麻生区の3つとなります。
いずれからも誘致を希望する医療機関があったそうなのですが、どういう理由からか宮前区に決まりました。
ブルーラグーンから1Kmも歩けばそこは宮前区です。
別に変な勘ぐりはしたくありませんが・・・
どう考えてもブルーラグーンを包囲するように設置しているようにしか思えません。
市民の税金を利用した嫌がらせ??と思ってしまいます・・・
当然ながら関係者さんは「宮前区は人供増加著しい地区であり、ニーズは高い」と、もっともな言い方をすることでしょうし、それに対して反論する余地はありません。
でも、すぐ隣の宮前区に新規に開設する前に、毎日多数の利用者があってニーズが絶対的に高いブルーラグーンに1円でも補助をしてくれと言いたいです・・・
これが嫌がらせであるというのは僕のゲスの勘繰りとしておきましょう。
純粋に財政不足の川崎市で、効率よく市民のニーズに応じるためにどうしたらよいのか考えたときに、何千万円も税金を使って新しい箱ものを作るよりは、既存の施設を利用するのがリーズナブルです。
「各区に1個」という大目標は大いに結構。実現すれば素晴らしいことです。
でもその陰で、誰からも補助されずにそれでも市民のためを思って大赤字で孤軍奮闘している施設があることを、少しは認知してほしいものです。
新規に開設するとなると、開設費は2000万円ほど、年間維持費は約1000万円は必要でしょう。
それにひきかえブルーラグーンは、年間維持費500万円もくだされば、(それでも赤字だけど)僕らはなんとか踏みとどまることができます。
こんだけ頑張って、こんだけの利用者からの感謝の声があるのに、ただ高津区内に病後児施設があるという理由だけで僕らは相手にされない・・・
高津区に開業したのを後悔するばかりです。
いっそ川崎を捨て都内に移転しちゃおっかな。