病児保育をやってます。


今の世の中に不可欠なサービスだと思うし、今後の少子化を憂いて絶対になくてはならないモノだと信じて疑いません。


働くパパママにとって、子供が急に病気になった時は困ります。

そんな時だって安心して仕事ができるようにするために、病児保育があります。

病児保育があるおかげで、もしかすると日本の少子化問題が解決してしまうのではと以前の記事 で書いたとおりです。


でも日本には、

「子供が病気の時くらい、親がそばにいて面倒をみて同然だ」

という意見が根強いです。


間違ってはいません。

というか正しいです。


昔はそうでした。

僕らだって風邪で高熱を出したとき、そばに母親がいてくれて安心したのを覚えています。


病気の治療の一環として、安心できる親がそばにいてくれることが大事である事は分かりきっていることです。


なので少子化問題や病児保育に関して論ずるときに政治家さんなどは、

「まあ~子供が病気の時くらいは・・・」

と、知ったように言うわけです。


実際、去年僕らが川崎市に1万人以上の署名とともに提出した「病児保育をもっと広めてください」という内容の請願を出したときにも、議会でそのような発言を平然とされた議員さんがおられました。


間違ってはいません。

というか正しいです。


でもあまりにも実情を知らなすぎる発言ではないでしょうか。



子供が病気のときには親がそばにいるべきである。

当然です。

でもそれがどうしてもできない世の中なんです。


親達は子供の風邪を理由に簡単に仕事を休めないんですよ。

休んだら、リストラの口実にされることだってある。


簡単に仕事を休めるのなら、とうに休んでます。

でもそれが出来ないから問題なんです。

それが出来ないから病児保育が必要なんです。



教育評論家の先生や政治家さん、役人さん、既得権益団体のお歴々の方々・・・


皆さん言っておられることは至極もっともなのですが、あまりにも今の日本の子育て世代の実情を知らなさすぎる。


現場を知らなさすぎる!!



現場を知らない人間に、、、日本を任せてよいのでしょうか。