11月から肺炎球菌ワクチンが新しいものに切り替わります。

これまで説明してきました。


さて、ワクチンが新しくなるってのに、あまりにもそのことを知らない人が多いことにビックリしています。


だって例えば不活化ポリオワクチンに切り替わる時にはあれだけ大々的に報道されましたし、4種混合の時もしかり。


もっともあの時ほど劇的な変化ではないのでしょうが、それでも昨日まで当たり前のように接種していたワクチンが11月1日から別物に変わるってのに、多くの人がそれを知らないんです。

皆さん知らぬ間にワクチンが新しいものにすりかわっている・・・

これは問題だと思いません?


一応厚労省のHPには簡単な説明がされていますが、自治体レベルで各家庭に周知させるような動きはなさそうだし、TVなどで取り上げられることも皆無。


そりゃあ「プレベナー」が「プレベナー13」に変わるだけなのでいいじゃん?って考え方をする人もいるかもしれません。


皆さんはどう思われます??



僕の完全なる邪推ですが、これは厚労省が「4回接種完了している子に対する5回目の新ワクチン追加接種」を公費負担したくないから、だと思われます。

前回の記事で書いたパターン3のやつですね。

あの時も書きましたが、他国は13に切り替わるにあたりすでに接種終了している子にも1回追加接種を推奨し、場合によっては公費負担してきました。

厚労省はこれを「無駄な出費」として経費削減したいから、追加接種の必要性を国民に強く推奨せず、なんとか公費負担をまぬがれようとしている。だからワクチンが変わることを国民にあまり詳しく知られては困る。。。

ということでは???


繰り返しますが、あくまでも僕の邪推ですからね。

でも、ど~も国はプレベナーが変わることをあまり国民に詳しく知られたくない、そんな意図が僕には感じられてならないのですがねえ~。



日本人がワクチンに対して認識が乏しい国民であることは世界的にも有名です。

ちょっとした出来事があれば、すぐワクチンをやり玉にあげて中止を求めるデモ行進をしたり、ネット上でありもしないデマが氾濫し多くの愚か者がそれを信じてしまったり・・・でもって国も厄介事はいやなのでそれに応じてしまう(意味もなく中止したり「積極的勧奨中止」などという中途半端な措置をとる)・・・・

教養ある先進国の国民としてはおよそ程遠いふるまいをしているんですね。


そういった国民性になぜなってしまったかといえば、国がちゃんと国民に予防接種にかんする正しい教育をしてこなかったからに他なりません。

ここを改めないと、いつまでたっても日本はワクチン後進国であり、日本人は「愚か者」のままです。


今回プレベナー13への切り替えに関する認知度が極めて低いことも、その一端だと僕は考えます。