大々的に報じられてしまったため、皆さん動揺されておられるようですね。
結論からいいますと、
気にせず接種を続けてください!
今回の死亡事例に関して、まだ情報が乏しく詳しい事は知りません。
ですが、日本中で同じワクチンを何万人と接種していたはずなのに、死亡したのは一例だけ。
ということは、供給されていたワクチン自体に問題がなかったというのは明白です。
なので安心してワクチンを接種していただきたいということです。
今回の事例が、仮に接種した医師にまったく落ち度がなかったとするならば、これはまったくの偶発的な事例ということになります。
(今回クリニック名や医師の名前まで報道されている所をみると、どうも医師側に何らかの過失があったのでは?と勝手な推測をしてます・・・)
いつも述べているように、100%安全なワクチンはこの世に存在しません。
以前フグの例えを挙げたように、全てのワクチンで数億人に一人は「当たってしまう」可能性があるわけです。
例えば不活化ポリオワクチンだって、米国の22年間で7人が死亡しています。
22年間で数億人が接種したことになるわけで、やはり数億分の一の確率で偶発的に死亡してしまう可能性があるってことです。
じゃあ、それを恐れてワクチンを接種しない、という選択肢が出てきます。
たとえ数億分の一でもリスクがあるのであれば、それは回避したい。
そう考える方もおられるかと思います。
一部の反ワクチン団体や、子供に絶対にワクチンをうけさせない宗教じみた親たちがのさばる口実になりそうですが・・・
ですが、考えてみてください。
ワクチンを接種しないと、高確率で日本脳炎にかかります。
日本脳炎は蚊がウィルスを運ぶので、簡単に感染します。
そして、ここが重要なのですが、感染し発症すると死亡率は40%以上です。
数年前に日本脳炎ワクチンを中止した時期がありましたが、その中止していた数年間に日本中で日本脳炎の患者が一気に増加したという事実もあります。
ワクチン接種による数億分の一のリスク。
接種せずに、死亡率40%以上の日本脳炎にかかるリスク。
この2つのリスクを天秤にかけて検討しなければなりません。
・・・つうか、検討もなにもあったもんじゃないですよね。
恐れず日本脳炎ワクチンを接種してください。