先日、川崎市による不活化ポリオ説明会に参加してきました。


川崎市では、9月より不活化ポリオワクチンが全額公費負担の定期接種として開始される事が説明されました。

接種方法や、これまで輸入ワクチンを使ってきた方がどうすればよいかに関しては、当院のHPや今後の別記事で説明しようと思ってますので、その時に参考にされてください。


さてこの説明会、公費ワクチンということで行政からの説明、という位置づけになりますね。



皆さん覚えてますか。

去年、生ポリオの接種控えが起こった際に行政(厚労省)はこう言ってました。

「海外からポリオが持ち込まれる可能性があり日本での流行が懸念されるので、いそいで生ワクチンを接種してください。」

と。


これに対して僕は持論として、

「日本の衛生状態を考えれば日本でポリオが流行する可能性は低いので、焦らず輸入不活化ワクチンを接種するか、国産不活化ワクチンの導入まで待てばよい。間違っても生ワクチンは飲むべきではない。」

と述べました。


さて先日の説明会。

10月から開始ということで希望者の殺到が予測されるのではという質問に対して、行政の返答は、

「日本はポリオ流行国ではないので急ぐ必要はありません。焦らず急がず、接種できるまでお待ちください。」

だと。


おいおい。

数か月前と言ってることが全く逆じゃないですか~い?

中国からポリオが持ち込まれる可能性が高いので早急に接種するようにと言ってませんでしたか~い?


「急いで接種するように」が「急がなくてよい」に180度変わる・・・

お役所さんってのは、その時の都合で言うことがコロっと変わるので気をつけましょう!