先日、第2回経営戦略会議を開催しました。
医師会からの協力が得られなかったこと。
そのため行政からの補助を受けられるメドが立たないこと。
僕としては何年かかっても、行政から認められて補助が出るまで続ける所存であること。
以上を報告しました。
集まったメンバーは経営のプロフェッショナルの方ばかりですから、実に冷静な意見を出します。
「先生、何年というの具体的にどれくらいでしょうか?」
これがメイン。
補助なしでやるからには毎年数百万円の赤字が溜まります。
10年もやれば累積で一億円近い赤字になります。
経営者として慈善事業をするのは良いが、先の見えない赤字の積み重ねは愚かだと。
たしかにそうだと思いました。
僕も家族を養う身です。
行政も医師会も見向きもしてくれないのに、家族を犠牲にして赤字を積み重ねていくのは愚かだと思います。
ある程度の所で無理そうなら撤退を考えるべきだと思うようになりました。
川崎市は保育計画を5年ごとに更新しています。
現在は第2期の1年目です。
4年後に始まる第3期の予算に病児保育の分が計上(つまり補助が出る)されないようであれば、次はまた5年間待たねばなりません。
そこで4年先をポイントに決めました。
4年後に予算計上されなくて補助がでないようであれば、望み薄と判断してそこで撤退する!!
それ以上頑張ったところで、おそらく状況は変わることはないでしょう・・・
また補助が出るとしても、当院が補助の対象施設になれなければ、その際も撤退!!
もっとも4年間の実績と設備があるので、そのようなことは絶対にないと思いますが・・・
僕が情熱を持って進めてきた事業ですが、行政の補助があってなんぼのモノ。
僕も自分の生活がありますので、あまり多額の資金を投入し続けることはできません。
もちろん4年後までに色々な活動はします。
マスコミなども巻き込んで、署名活動も行い、行政側に必要性を説いていくつもりです。
出来るだけのことはして、それでも4年後にダメだったら、川崎市や医師会への失望とともに僕は諦めます。
とにかくここから4年間、死に物狂いで頑張りますよ!!
決戦は4年後です。