当院は5月より医療法人として新スタートを切りました。


といっても受診される皆さんは何の変化も感じないでしょうが・・・


以前も書いたように、法人になる場合には、届け出上いったん当院を廃院にして新規開院という面倒な手続きを踏まねばなりません。

市役所や厚生局に登録してあった当院のデータを全部廃止して、また同じクリニックの開院届を1からやらめばならないという、じつにやっかいな手続きが必要でした。

もっともこれは法人の手続きをしてくださった行政書士の方が活躍してくださったので、僕はただ印鑑を押し続けるだけで済みました。


一方僕がやらねばならないのは、銀行口座です。

これがまたやっかい・・・


これまでは個人営業だったので、僕の個人口座ですべて行っていました。

諸経費、給与など、全部僕の個人口座から僕が自分で振り込むなり、自動引き落としになっていました


法人になるにあたって、法人の口座を新規に作らねばならないのです。

まあ口座を作るのは銀行に行けばいいだけのことですから簡単なのですが、大変だったのは、これまで僕の個人口座から自動引き落としされていた諸々の契約の引き落とし口座を全て法人の口座に変更しなければならないこと。


・借入金の返済

・テナントの家賃

・駐車場代

・医療機材のリース代

・光熱費

・電話、通信関係の月額使用料

・警備システムの月額使用料

・電子カルテシステムの月額使用料

・ネット予約システムの月額使用料

・電柱広告代

・バス広告代

・医療廃棄物の引き取り

・ホームページの管理料

・SEO対策費

・各学会費

・医薬品卸業者3社

・医師会

・保険医協会


などなど・・・・


これらにいちいち連絡して、引き落とし口座の変更の手続きをしなければなりませんでした。

電話1本で書類を郵送してくれる業者もいれば、

「直接営業所にいらしてください」だとかぬかす業者もいたりして・・・

「こ~の忙しいのに行けるか!!」とキレて文句言って強引に書類を郵送させたりして・・・



法人になるにに一番大変な作業が、この銀行口座の変更だったりします。