「頑張れ」という言葉、僕は大っきらいです。
少なくとも安易に使うべき言葉じゃないでしょう。
軽く「頑張れ」など言われても、それは無責任な発言と思ってしまいます。
「あの日」から1年が過ぎました。
この1年間で分かったことは、国民を守るべき政府がいかに無責任で当てにならないか。
危機意識を全く欠いた非常識な連中ばかり。
相変わらず自分たちの議席を増やすことしか考えていない。
誰も守ってくれません。
だとしたら、結局国民一人一人が自分の判断で自己防衛するしかない・・・
日本はそんな残念な国だったことが露呈してしまいましたね。
でも、お陰で(?)逆に国民がみな団結することを覚えました。
頑張るという言葉の重みを実感したんじゃないでしょうか。
「助け合おう」という精神。
あの時も記事に書きましたが、この逆境にひたすら耐えて支え合う日本人の姿は、世界に誇っていいと思います。
僕らに出来ることは何かと考えると、なかなか思いつきませんでした。
本当は医薬品を持てるだけ持って現場に駆けつけたかったです。
でも自分を慕う患者さんを見捨てることもできず、守るべき家族もいて、結局は非常に不本意ではあるけど外からお金を送ることしかできませんでした。
情けない話ですが、少しでも足しになればと思い当院でも募金を募りました。
当院の受付に募金箱を置かせていただきました。
結構多くのママが入れてくれて、なんだか心が温まる思いでした。
約半年間募金をして、患者さんたちから集まった額は、
219560円
でした。
ご協力ありがとうございました。
これに院長とスタッフの寸志を加えて合計40万円。
年末に日本赤十字社に確かに送金いたしました。
お金を送ることしかできませんでしたが、僕らの気持ちが少しでも伝わればという願いでした。
「頑張ろう」は嫌いだけど、頑張るしかない日本。
一人一人が日本人であることに誇りを持って、頑張っていかねばなりませんね。