ロタワクチンの必要性が低い事は当ブログで何度か話してきました。
ところが結論を申しますと・・・
当院でも4月から導入することになりました。
必要ないと言ってたのに何故?と思われるでしょう。
当院で導入した理由はこうです。
たしかに必要性が低く、そのくせやたら高額なワクチンなので当院では導入しませんでした。
ママ達に必要性を聞かれたときにも、
「他のワクチンの必要性が高いからそっちからね」
と指導しています。
ですが中にはやはりどうしても接種したいと思われるママもいます。
別にそれは悪いとは言いません。
ただ!
当院でワクチンスケジュールを組んで接種しているお子さんで、ロタ単独だけ他院で接種してしまうと、当院で計画していたスケジュールが大幅に狂ってしまうのです。
ロタは生ワクチンなので、接種後は4週間あける必要があります。
他で接種されてしまうと、当院が困る!
だったらそのクリニックでヒブや肺炎球菌も同時に接種してくれたら助かるのに、それをしていない。
ここが問題なのです。
ロタワクチンは、同時接種を前提として開発されたワクチンです。
6種混合が定期ワクチンとなっている国で使用されるワクチンであって、ロタ単独で接種するのは他の必要性の高いワクチンの接種が遅れることになり、これは困ります。
ですので、そうやって必要性の高いワクチンの接種が遅れてしまうお子さんが出ないように、当院でも導入することに決めました。
したがって、同時接種のみしか受け付けません。
具体的には、
1.ヒブ・肺炎球菌・ロタ
2.DPT・ヒブ・肺炎球菌・ロタ
この2パターンしか選択できないようになります。
需要が高いのは確かなので、それに対応する形になります。
ですが、やはり必要性の低いと思われるワクチンですので、それだけの出費をするのであればまずB型肝炎ワクチン接種の方に回してほしいですね。
詳しいことは当院HPやメルマガにて最新情報を随時配信いたします。