注射は肌に針を刺すわけで、少なからず痛みを伴います。
僕などは痛くなく注射する「奥義」を伝授されてますから、手前みそだけど他の先生よりは痛み少なく注射ができると自負しております。
そんな僕でも、泣かれてしまう注射はあります。
注射の痛みは大きく分けて2つ。
1.針を刺す時の痛み
2.薬を注入する時の痛み
1に関しては最近の技術向上で質の良い針が増えてきたので、昔に比べると痛みは相当減ったと思われます。
ただ、中には劣悪な針があったりしますが・・・
2はワクチンによって様々ですね。
それではワクチン毎に痛みを分類してみました!!
<レベル1>あまり痛くない(泣き度20%以下)
・不活化ポリオ
これは僕などはまず泣かれませんね。
当院と違って筋肉注射でやっている先生は泣かれるかもしれませんが。
・B型肝炎
ポリオをセットで接種することが多いですが、泣かれませんね。
・MR
・水痘
・おたふく
・日本脳炎
・インフルエンザ
嫌がって泣かれることはあっても注射の痛みで泣かれることはほとんどありません。
<レベル2>結構痛い(泣き度60%)
・DPT
川崎市が使っている北里研究所のやつは痛いです。
都内や横浜市が導入しているメーカーのDPTはレベル1なんですよ。
・肺炎球菌
刺すこと自体は痛くないのですが、薬液の注入が痛いようです。
<レベル3>どう考えても痛い!(泣き度90%以上)
・ヒブ
これは輸入先の針を使うのですが太い!
しかも針の切れ味が激烈に悪く、ブスッと刺さります。
見ていてもどう考えても絶対に痛いと思います。
何とかしてほしいものです。
・子宮頚癌
対象が高学年の女の子なので泣かれることはないですが、筋肉注射なので痛いです。
痛みで失神するケースが多発するとニュースにもなりましたね。
まあ癌にかかる苦しみに比べれば、この程度は我慢しましょう。
いかに奥義をもってしても、やはり痛いものは痛いんです・・・