当院、おかげさまで多くの患者さんが来院してくださってます。

時には混雑してしまい一人一人ゆっくとお話が聞けなくなることも多々あり、申し訳なく思っております。


当院は昨年の開業当初から、かなり遠方から患者さんが多く来院されています。

東京の病院で働いていたので、僕を慕う患者さんが当院まではるばる来られるケースが最も多いのですが、それでも僕が初対面の初診の方も非常に多い。

多摩川が近いので都内から来られるのならまだしも、遠く川崎区とか横浜市から診療に来られます。

まだ取り扱い機関の少ない不活化ポリオワクチンB型肝炎ワクチンなら分かるのですが、普通の診療だったり普通の予防接種を受けにわざわざ当院まではるばる来られる方が多いです。


あるママから聞きましたが、

「気に入った小児科にかかるためなら電車の2~3駅くらいは当然!」

だとか。

患者が医者を選ぶ時代。自分の納得のいく医療を提供してくれる医者に診てもらうためなら、どんな遠くにだって出向く・・・最近のママはそう考えておられるようです。


それだけ当院つまり僕のファンが遠くにも多いということで、個人的には喜ばしいことではありますし、自分の展開している医療に対して自信が持てるのですが・・・

先日なども、最近インフルエンザの予約も相当厳しくなってきているのですが、おなじみさんのママに「うちで予約がどうしても取れなければ、他でもいいんじゃない?」と軽く提案したら、

「とんでもないです。嫌です!!」

と、きっぱり言われてしまいました。



それでも、どこでも接種できる三種混合とかヒブワクチンをしにはるばる当院まで遠方から来られるというのはちょっと・・・

もっとも皆さんは、僕の手技的な評判や当院のワクチンに対する明確なビジョンに賛同してくださっている方ばかりで、それがゆえにあえて当院をチョイスしてくださっているので、一概に反対はできないのですが・・・


ですが一般的な意見としては、何かあればすぐに駆け込める近くのかかりつけを持っていた方が絶対に良いとおもうのです。

急な発熱・嘔吐下痢・けいれんなど、5~10分程度ですぐ診てくれる小児科医がいた方が、遠くにはるばる出向くより便利だし、治療も早く受けられるのでお子さんの負担も少ないと思われます。


そのためにも、日ごろからその先生に健康な状態を知っておいてもらってた方が絶対に有利でしょう。

近くの小児科の先生とは懇意になっておいて損はないはずです。

その一番の近道が予防接種と健診なのです。


病気でなく健康な状態を診てもらえる予防接種や乳幼児健診こそ、一番近くのかかりつけ医を利用すべきでしょう。

(決して当院に来るな!とは言ってませんので誤解しないでください!!)