ロタウィルスは乳児に嘔吐下痢を引き起こすウィルスで、冬にノロウィルスと並んで流行する有名なウィルスです。
嘔吐や下痢、発熱が主な症状で、まれに痙攣を起こしますがほとんどが軽症で済みます。
基本的に治療法はなく、自然に治る病気です。
脱水がひどくなると点滴などが必要になる場合もあります。
ほとんどのお子さんは1度くらいはかかったことがあるのではないでしょうか。
かくいう僕もこの冬かかりました。はい。
で、そのロタウィルスの国内産ワクチンの開発が完了したというのです。
今年の秋くらいから接種開始されるとのこと。
生ポリオと同様の経口生ワクチンで、生後6カ月までに接種完了させるとのこと。
このワクチン、必要でしょうか??
はっきり言って、ロタにかかっても死にません!!
(小さいお子さんは重症化するケースもありますが)
重症化してもせいぜい入院して点滴して済んでしまう病気です。
そんな死なない病気のワクチンを一生懸命開発していたわけです。
しかも6カ月以上は接種できない・・・
確かにワクチンを作ることは大事です。
「予防に勝る治療なし」と言うくらいですから、開発したことはとても素晴らしいことです。
でもそんなことより、もっと恐ろしい病気である不活化ポリオワクチンやB型肝炎ワクチンの推進を急ぐべきではないのでしょうか。
どうもこの国のワクチンに対する考え方には疑問を持ちます。
相変わらず後進国です。