以前の記事にも書きましたが、日本は「ワクチン後進国」です。
これまでポリオの事で色々述べてきたので、皆さんも分かってきたかとは思いますが、
最近ようやく「B型肝炎」についても報道されるようになってきましたね。
ですがこのワクチン、日本ではまだまだ認知度が低く、ワクチンの存在すら知らないママも多いです。
「B型肝炎は母子感染と輸血感染しかない」
という誤った認識が多いせいです。
以前も述べましたが、B型肝炎は唾液・血液・性行為によって感染します。
保育園で唾液を介して感染したという話もあります。
（実際には唾液による感染の可能性は極めて低いです）
ほとんどの先進国では「６種混合」というワクチンを行ってます。
内容は、3種混合+ポリオ+ヒブ+B型肝炎です。
日本でもようやく最近「4種混合」の開発・治験が始まります。
3種混合にポリオを混ぜたものです。
日本の制度上、一般接種が始まるのは数年先ではと言われてます。
先進国が6種混合なのに、日本は今さら4種混合かよ！！
と思ってしまいますね。
話がそれましたが、このように先進国では当たり前のようにB型肝炎ワクチンの接種が組み込まれています。
ですので否応なく全員接種する仕組みになってるんですね。
日本は任意接種です・・・
ですが最近報道されているように、B型肝炎の感染が増えてきているとのことです。
B型肝炎は、感染したら低確率ではありますが肝硬変・肝がんなどを起こす、治療法のない病気です。
みなさん、B型肝炎ワクチンを受けましょう！！
（子供だけでなく、大人もです！）
ワクチンは1カ月おきに2回、半年後に1回の計3回接種です。
当院でもB型肝炎ワクチンの接種を行っております。
＜北浜こどもクリニック＞