昨今は日本でも接種できるワクチンが増えてきて、どういったスケジュールで進めたらいいのかという相談を数多く受けます。
1歳までに済ませるワクチンだけでも、
DPT3回(1年後にもう1回)
BCG
ポリオ2回(不活化なら計4回)
Hib3回(1年後にもう1回)
肺炎球菌3回(1歳になったらもう1回)
へたすりゃインフルエンザも2回
できればやってほしいB型肝炎ワクチン3回
、、、と、こんだけ打たねばならんのです。
で、1歳を過ぎたら過ぎたで、
MR
DPT追加
Hib追加
肺炎球菌追加
不活化ポリオ
水ぼうそう
おたふく
日本脳炎(3歳以降)
へたすりゃインフルエンザ2回
できればやってほしい子宮頚癌ワクチン(10歳以上の女の子)
、、、などなど盛りだくさん
日本ではこれらのワクチンを1個1個個別に接種することを推奨してますから、接種しに来るママ達も大変です。
ワクチンを打ちに毎週病院へ通わなくてはならない。
なので多くの病院では1度に複数のワクチンを同時に接種するのがあたりまえになってきています。
ところが、例えばDPT・Hib・肺炎球菌・不活化ポリオの4個を同時にとなると、つまり4回も針を刺さなければならないわけで。
その場合には何と両腕・両足に打ちます。(実際そうしている病院もあるんです)
当院でも同時接種は行っていますが、さすがにお子さんの負担を考えて1度に2個(両腕)までとしています。
何度も押さえつけられて何度もチクチクされるのは、必要なことだとはいえあまりにも子供が可哀相で・・・
欧米なんかは複数のワクチンがMIX(5種混合なんてワクチンもあります)されたものが販売されてますから、子供が痛い思いする回数が少なくすむようになってます。
同時にママの接種忘れ対策にもなりますしね。
不活化ポリオワクチンを導入することになって、当院であつかうワクチンもさらに増えます。
今後、複数同時接種のしかたについて検討せねばなりなせんね。
つうか、発注した不活化ポリオワクチン100人分、まだ届きません・・・
「不活化ポリオワクチン」をご希望の方は当院HPをご覧ください。