今日の為替市場のポイントと見通し | ミッドライフ・ジャーニー: 会社員の日々

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アメリカの金利上昇、ドルの強さ、そして今後の南アフリカの動向

昨日の欧米市場の動き

29日、欧米の外為市場では、アメリカのドルが強くなりました。特に、ドル/円の為替レートは157.669円まで上がり、約4週間ぶりの高値をつけました。また、ドル/カナダドルは1.37143カナダドルまで上がり、ユーロ/ドルは1.07995ドル、ポンド/ドルは1.26973ドルまで下がりました。アメリカの10年物国債利回りが上昇したことが、ドルの強さの理由です。

今日の市場の見通し

アメリカの長期金利が上昇しています。29日に4.636%まで上がり、約4週間ぶりの高い水準になりました。これは、アメリカの中央銀行であるFRBが金利をすぐには下げない方針を示したことと、最近行われた国債の入札が不調だったことが原因です。

今日は、アメリカの1-3月期のGDP改定値や先週分の新規失業保険申請件数が発表されます(日本時間21:30)。また、ニューヨーク連銀のウィリアムズ総裁とダラス連銀のローガン総裁が講演します。これらの結果次第で、アメリカの長期金利がさらに上昇する可能性があります。そうなれば、ドルがさらに強くなり、ドル/円やドル/カナダドルが上がり、ユーロ/ドルやポンド/ドルが下がるかもしれません。

ドル/円がさらに上がる場合、日本の政府が為替介入をするかどうかにも注目です。アメリカのイエレン財務長官は、為替介入は慎重に行うべきだと述べています。もし日本が介入を行えば、一時的にドル/円は大きく下がると考えられます。

今日の南アフリカの動き

今日は南アフリカの中央銀行(SARB)が政策会合を開きます。結果は日本時間22時過ぎに発表される予定です。SARBは前回まで5回連続で政策金利を8.25%に据え置いていますが、今回も据え置くと予想されています。

市場では、SARBが7-9月期に利下げを行うとの見方があります。南アフリカの4月の消費者物価指数(CPI)は前年比5.2%と上昇率が鈍化しましたが、SARBのインフレ目標(3~6%)をまだ上回っています。SARBの声明や総裁の発言が利下げ観測を後退させる内容なら、南アフリカランドにとってプラスになるでしょう。

また、南アフリカでは29日に総選挙が行われました。与党のANCが過半数を維持できるかが注目されています。選挙結果が判明するには数日かかるかもしれません。