今回の山行は、山形県と宮城県にまたがる「蔵王(ざおう)」で、日本百名山の一つです。

 

 「蔵王」は山の名前ではなく連峰のことで、その連峰の最高峰「熊野岳(くまのだけ)」標高1,841mを登り、日本百名山としての「蔵王」を登頂した事にしました。

 

 そんな「蔵王」にて歩いたコースは、下記の通りの最短で歩けるコースです。

「蔵王苅田駐車場」〜「熊野岳(くまのだけ)」〜「熊野岳避難小屋」〜「刈田岳(かっただけ)」〜「蔵王刈田駐車場」

 「山と高原地図」のコースタイムでは、合計1時間30分と、百名山の中では手軽に登れる山の一つです。

 

 尚、「蔵王」は活火山ですので、念のために登る前に気象庁のホームページをご確認ください。

 

 それでは、最後までお付き合いを頂けると幸いでございます。

 

【日帰り 蔵王(熊野岳)7/25(土)】

 
 前日に「鳥海山」を登り、同日に山形県酒田市から同じく山形県上山市まで移動して温泉宿へ。
 「鳥海山」が少々ハードだったので、今日はゆっくり起きて昼前に登山をスタートする事に。
 
山形県上山市から「蔵王エコーライン」を通り、「蔵王ハイライン」へ入り、終点にある「蔵王苅田駐車場」(標高1,700m)がスタート地点です。
駐車場で登山準備を整えて出発です!(11:30)
 
尚、駐車場は無料でしたが、「蔵王ハイライン」は有料道路です。
 
「蔵王苅田駐車場」の目の前に宮城県県営の「蔵王山頂レストハウス」があり、トイレもこの中にあります。
 
その「蔵王山頂レストハウス」の左側を抜けて行きます。
 
下写真の先には、有名な「御釜」があるのですが、その「御釜」がみられるところまで、バリヤフリーになってました。
 
すぐに「熊野岳」と「刈田岳」の分岐があります。
 
その分岐付近にある展望台からの「御釜」、日常ではみられない荒々しい光景が拡がってます。
上写真の左側にある柵に沿って「御釜」に近く様に進みます。
 
近いポイントでの「御釜」、奥は雲海が広がってます。
 
「御釜」を右手にみながら「熊野岳」方面へ進みます。
尚、上写真の正面奥の稜線上に、目指す「熊野岳」山頂があります。
 
レストハウスをスタートして25分程進んだ地点の登山道、稜線の左に小さな建物があるのがわかりますか?そこが「熊野岳」山頂です。
尚、この登山道は「馬の背」という名前があります。
 
「御釜」に沿って延びている「馬の背」を歩いて行きます。
 
レストハウスを出発して30分ほどで「熊野岳」稜線の取り付き地点に到着です。(12:00)
尚、上写真稜線上にある建物は「熊野岳避難小屋」で、目指す山頂は避難小屋の左手にあります。
 
その左手を向いた写真がこちら↓↓↓、正面に延びている登山道を登って行きます。
 
登り切ったところが「熊野岳」山頂です!(12:10)
 
山頂の「熊野神社」、ここにも避難小屋があります。
 
「熊野神社」の奥にある「熊野岳」の標柱です。
 
残念ながら雲に囲まれて景色が望めないので先へ進みます。(12:15)
 
上写真が「熊野神社」を背にして、進行方向「熊野岳避難小屋」の方を向いた写真で、正面の稜線に延びる登山道を進みます。
尚、右へ延びている登山道が、登ってきた道です。
 
高山植物の女王「コマクサ」が稜線に咲いてました。
 
「熊野神社」から10分ほど歩いて「熊野岳避難小屋」に到着です。(12:25)
 
こちらが避難小屋の入口です。
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ここ「熊野岳避難小屋」から先は、スタート地点方面の「蔵王山頂レストハウス」へ一旦戻り、次のポイント「刈田岳」へ向かいます。(12:30)
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こちら↓↓↓は、進行方向の写真で、左手に「御釜」があり、登山道「馬の背」が延びてます。
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その「馬の背」の先にある少し盛り上がっている丘陵が「刈田岳」です。
 
「熊野岳避難小屋」を出発してすぐは下り坂で、上写真はふり返ったもの。
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進行方向を向いて「馬の背」を進みます。
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長めの柱が登山道沿いに立てられていますが、これは残雪期における登山道の目印だろうか。
 
復路は左手に「御釜」をみながら歩きます。
 
進行方向の景色、丘の上に建物がありますが、それは「刈田嶺神社」で、神社の右下の建物がレストハウスです。
 
さらに10分ほど進んだ写真がこちら↑↑↑、神社やレストハウスが大きくなりました。
 
上写真のポイントが「熊野岳」と「刈田岳」の分岐地点です。(13:05)
せっかくなので「刈田岳」へ上がってみます。
 
「刈田岳」山頂にある「伊達宗高公命願之跡」の石碑(13:10)
昔、噴火した事により麓住民が飢饉となり、その噴火を沈める目的で祈るために「伊達宗高公」が命をかけて登られたそうです。
 
こちらは「蔵王山メートル指導票」という物もありました。
 
「刈田嶺神社」にて見つけた「御釜」噴火の記事、最近では126年前に噴火したそうです。
 
温度計もあったので記録として、7月下旬の標高1,758mでは気温12度でした。 
 
神社前にあった「刈田岳」山頂の標柱で記念撮影(^^)
尚、「熊野神社」は無人でしたが、「刈田嶺神社」は有人で、山バッチや御朱印を入手できます。
 
神社の前にある道からレストハウスへと下ります。
 
「熊野岳」と「刈田岳」の分岐を左に曲がり、レストハウスへ進みます。
 
レストハウス2階にあるレストランの窓に「お釜名物 釜カツ丼」の文字、どんな姿なのか。。。
 
答えはこちら。釜にカツ丼が入ってました。。。
迫力ある実際の「御釜」をイメージしてたので拍子抜けしました(笑)
 
レストハウスを抜けて駐車場へ、下山完了です!(13:30)
スタートして約2時間のハイキングでございました。
 
これにて「月山」「鳥海山」「蔵王(熊野岳)」の連登が完了です。
 
---今回の山行を振り返って---
これまで登ってきた日本百名山の中で、手軽に登れる山の一つでした。
標高1,841mの「熊野岳」に対して、登山口の標高が1,720mで、標高差が121mしかない。
さらに急坂もなく、整備された登山道、晴れていれば絶景が望める。
さらには、高山植物の女王「コマクサ」も、同じ様に手軽に観察できる
涼しいですし、登山に慣れていない方へも、とてもオススメな山なのかなと思います。
 
「月山」「鳥海山」「蔵王(熊野岳)」と連登しましたが、曇りの天気が多かったのが残念でした。
次回に訪れた際には、晴天の下を歩きたいですね。
 
(おしまい)
 
蔵王苅田駐車場 11:30
熊野岳山頂 12:10(休憩5分)12:15
熊野岳避難小屋 12:25(休憩5分)12:30
刈田岳 13:10(休憩15分)13:25
蔵王刈田駐車場 13:30