今回の山行は、山形県と秋田県にまたがる東北を代表する山「鳥海山(ちょうかいさん)」標高2,236mです。
 
「鳥海山」も日本百名山の一つで、別名「出羽富士」とも呼ばれており、山形県では最高峰の山です。
 
また、古くから山岳信仰のある山で、山頂付近には「鳥海山大物忌神社」という神社があり、活火山である「鳥海山」が噴火すると大物忌神の神威だとされてきたそうです。
 
そんな「鳥海山」には、四方から登れる登山ルートがあり、今回に登ったルートは「湯ノ台口ルート」で、下記のルートをピストンしました。
 
「湯ノ台口登山口(駐車場)1,200m」〜「滝ノ小屋」〜「河原宿小屋」〜「薊坂入口」〜「伏拝岳」〜「新山(鳥海山山頂)2,236m」
 
尚、「山と高原地図」でのコースタイムでは、登り4時間35分、下り3時間55分の合計8時間30分で、これでも「湯ノ台口ルート」は最短ルートになります。
 
数多くある「鳥海山」のルートは鳥海国定公園観光開発協議会の「鳥海山登山ルートガイド」をご確認ください。鳥海国定公園観光開発協議会鳥海国定公園観光開発協議会鳥海国定公園観光開発協議会
それでは、最後までお付き合いを頂けると幸いでございます。
 
【日帰り 鳥海山 7/24(金) - ①】
 
「鳥海山」への登山前日、「月山」を登り終えた後(13:35)、山形自動車から日本海東北自動車道へ入り、終点の酒田みなとICで下りました。
 
 「湯ノ台口登山口(駐車場)」へ向かう前に、まずは腹ごしらえにてラーメンを食べに「ちどり食堂」さんへ(16:00すぎ)

 

いただいたのはチャーシュー麺、煮干しスープにちぢれ麺のラーメンは、とてもバランスが良く、とても美味しかったです!
 
ラーメンの後はお風呂、酒屋、コンビニと巡り、「湯ノ台口」の駐車場に到着したのは、19:00頃でした。
・お風呂「八森温泉ゆりんこ
・酒屋「大黒屋(〒999-8235 山形県酒田市観音寺町136)」
・コンビニ「セブンイレブン 酒田法連寺店」
 
この日も車中泊にて、英気を養うため「大黒屋」さんで調達した地酒「フモトヰ(麓井)」を頂き就寝です。
尚、こちらのお酒、山田錦と雄町の2種類ありましたが、疲れた体には風味が濃いめの雄町が個人的に好みです。
 
「鳥海山」への登山当日05:00前に起床し準備を開始します。
 
車で上がってきた道、駐車場の標高は1,200mあり、この景色です!
 
駐車場の奥には、「鳥海山」山頂方面
 
日本海方面には虹がかかっておりました🌈
 
登山口の前にある建物、1階がトイレで2階が休憩室になってます。
トイレは「夕方17:45〜朝05:45の時間帯は施錠され、使用できません」との張り紙がありました。
でも朝は早めに空いていた様です。
尚、登山口からコースタイムで20分のところにある「滝ノ小屋」、1時間20分のところにある「河原宿小屋」にも整備されたトイレがあります。
 
それでは「鳥海山」山頂の「新山」に向けて出発です!(06:00)
 
登り始めは石畳の登山道、雨で濡れると滑りやすそうです。
 
ほぼコースタイム通りで「滝の小屋」に到着(06:20)
 
滝の小屋」は、山形県遊佐町が運営されている様です。
 
登り終えた後、下山時に「鳥海山」の登山バッチをここで購入することを決め、進みます。
 
「滝の小屋」を出てすぐは沢の中を少し歩きます。
 
登山口からここまでの登山道はなだらかでしたが、「滝の小屋」から10分ほど歩いたところから、傾斜がきつくなります。
 
さらに10分ほど進むと「横堂・家族旅行村」から登ってくる分岐と合流します。(06:40)
ここから「八丁坂」となり、なかなかの斜度がある登山道をカウントダウンしながら登ります。
 
8/八丁まで、しっかりとした登りが続きました💦
 
「八丁坂」を登り終えると傾斜がなだらかになります。
 
登ってきた道を振り返ると雲海が広がってました!
 
「滝の小屋」から約1時間で「河原宿小屋」に到着です(07:20)
 
ここは「鳥海山」の七合目にあたるそう。
 
小屋前から「鳥海山」方面の景色、遠くに雪渓に取り付いている登山者が見えます。
これらの雪渓は「心字雪」という名前で、心の字に見えることから、その名前がついたそうです。
 
「河原宿小屋」にて10分ほど休憩し、山頂へ向けて出発します。(07:30)
登山道の周りには多くの高山植物が咲いておりました。(上写真はチングルマ)
 
「河原宿小屋」を出てすぐに「月山森・千畳ヶ原」と「山頂」との分岐があります。
 
「河原宿小屋」から10分ほど歩くと一つ目の雪渓「大雪路」への取り付きポイントに到着です。
 
大きな雪渓で、斜度もそこそこありそうなので、軽アイゼンを装着し、雪渓を登り始めます。(07:45)
 
この雪渓、「大雪路」と名前の通りで、近くに来ると本当に大きいです。
 
登り始めて約10分、後ろを振り返ります。
 
15分ほど登ると雪渓から通常の登山道(夏道)へ、ここでアイゼンを取ります。
 
標柱があり、「薊坂・山頂」方面へ進みます。
 
この辺りの登山道は、ゴツゴツした大きめの石の登山道で、少し歩きづらい印象でした。
 
登山道の隣には、先ほどの雪渓からつながっている雪渓が続いてます。
 
その雪渓には夏道を通らず、雪渓を歩き続ける登山者がおりました。
ガスがひどくなければ、道迷いの心配をしなくて良いので、下山時には夏道ではなく雪渓を下りてみようかな。
 
「河原宿小屋」を出発して約50分で、2つ目の雪渓「小雪路」の取り付きポイントに到着です。(08:30)
ここでは雪渓を登らず、雪渓の左手にある夏道を登りした。
 
夏道を10分ほど登って行くと、雪渓をトラバースするポイントに到着です。
ここでのトラバースですが、斜度が緩く、雪も凍っていないのでノーアイゼンで進みます。
 
雪渓をトラバースし終えたポイントが「薊坂入口」です。(08:45)
ここから外輪山の「伏拝岳」まで急坂となります。
 
(つづく)
 
湯ノ台口登山口 06:00
滝ノ小屋 06:20
河原宿小屋 07:20(休憩10分)07:30
薊坂入口 08:45