今回の山行は、長野県と岐阜県にまたがる「御嶽山(3,067m)」です。

 「御嶽山(おんたけさん)」として思い出されるのは、2014年9月27日に発生した戦後最悪の火山災害と言われる噴火で、多数の死者、行方不明者を出したは、いまだに記憶に残っております。

 この噴火にて、噴火警戒レベル3まで引き上げられた入山規制が徐々に緩和され、噴火警戒レベル1「火口から概ね1Km以内は立入規制」となっておりました。

 そして、今年は山頂まで登ることが出来るまで規制緩和され、慰霊登山という意味もあり、この機会に登っておきたく、「御嶽山」への登山を計画しました。

 登山コースは下記をピストンしました。
「中の湯(六合目)」〜「七合目行場山荘」〜「女人堂(八合目)」〜「覚明堂(九合目)」〜「剣ヶ峰(御嶽山頂)」

 「山と高原地図」のコースタイムでは、登り4時間5分、下り2時間40分、合計6時間45分です。

 「御嶽山」を三霊山とする説があるほどの山岳信仰の山で1,000年以上の昔から人を魅了してきた、その山の素晴らしさを実感できた山行になりました。

 よろしければ、最後までお付き合いを頂けると幸いでございます。

尚、「御嶽山」へ登られる際には、必ず最新情報をご確認下さい。
 参考までに「木曽町公式サイト」のページ「御嶽山噴火災害に関する情報について」のURLを添付します。

【日帰り 御嶽山 8/26(月) - ①】

 前日に「焼岳」を下山した後、「中の湯温泉」から「御嶽山黒沢口登山道」の登山口「中の湯」へ移動します。
 上写真は、上松御嶽線(道路)の三合目付近から撮影した「御嶽山」、雰囲気あります。

 「焼岳登山口入口」から約2時間半で「黒沢登山口」となる「中の湯」に到着(16:10)

 建物に登山届の用紙とポストが設置されており、記入を済ませます。

 白い建物はトイレですが、そのトイレの左手が入口です。

 入口に設置されている看板、この時は「王滝口」からは山頂の「剣ヶ峰」へは規制で登れない。

 登山者への注意書も要確認です。

 そんなこんなで日が暮れてゆきます。
 今晩も車中泊し、翌朝から登山を開始します。

 就寝前のトイレにて車外へ出ると満天の星空が広がっており、下手ですが星空を撮影して、21:00過ぎに就寝します。

 翌朝は03:30に起床して準備を開始し、04:35「御嶽山」の最高峰「剣ヶ峰」へ向けて出発です!(04:35)

 登山道は整備されており、非常に歩きやすい。
 
登山口から約20分後には、背後の東の空が明るくなり始める。

 「七合目 八海山支店(休業中)」へ到着する頃には、ヘッデン不要なるほど明るくなる。(05:15)
 ここでフリースなどを脱ぐついでに、10分ほど休憩する。(05:25)

 休憩後、さらに5分ほど進むと、「御岳ロープウェイ」からの登山道と合流する。
 上写真分岐の右へ進むと「御岳ロープウェイ」、「御嶽山頂」は直進。

 先程の分岐の奥に見えていた屋根は、「七合目 行場山荘」

 登山口から約55分で到着です。(05:30)

 小屋の裏側に登山道が続いている。

 登山道は階段の箇所が多く、個人的には非常に歩きやすい。

 七合目小屋から約25分登ったところでの背後の景色、雲海と中央アルプスがみえます!

 八合目まで400mの標柱、朝日に照らされてます。

 この辺りまで登ってくると、森林限界に近く、後ろを振り返ると、遠くまで見渡せるようになる!(06:05)

 登山口から1時間45分ほど、「七合目 行場山荘」から約50分ほど登って、「八合目 女人堂」に到着です。(06:20)
 ここまでくると、もう高い木はなく、森林限界を超えてます。

 小屋前のベンチから北側を望むと、正面に昨日に登った「乗鞍岳」が正面に、その後ろには北アルプスの名峰が並んでみえます!

 目指す山頂を見上げる、「剣ヶ峰」は一番左上、建物が見えます。

 下写真は「御嶽神社八合中社」で、建物の前を通って九合目へ向かいます。

 八合目にて15分ほど景色を堪能して、次は九合目を目指して出発します。(06:35)

 この時点で「御嶽山」の山の大きさに惚れてしまいました(^^)

(つづく)
六合目 中の湯 04:35
七合目 行場山荘 05:30
八合目 女人堂 06:20(休憩15分)06:35