今回の山行は「焼岳(2,455m)」で、長野県と岐阜県にまたがる活火山になり、日本百名山の一つでもあります。

 「焼岳」は、1915年(大正4年)6月6日 に 大爆発を起こし、泥流が梓川をせき止め、上高地にある大正池を作ったそうで、そこそこ最近に大噴火を起こしている現役の活火山です。

大正池については、こちらを参考にしてください。 https://www.kamikochi.or.jp/learn/spot/大正池(上高地公式ウェブサイト)

 この「焼岳」ですが、日帰り登山を楽しめる山という事と、「乗鞍岳」から近い事から、「乗鞍岳」から下山後に移動し、同日に登る計画を立てた為、最短で登れる下記ルート「新中の湯ルート」を選択しました。

「焼岳登山道入口」〜「広場」〜「焼岳北峰(山頂)」〜「広場」〜「焼岳登山道入口」

 「山と高原地図」でのコースタイムは、登り3時間、下り2時間、合計5時間となっております。

尚、「焼岳」へは「上高地」や「新穂高温泉」などからの登山ルートもございます。

【日帰り 焼岳 8/25(日)】

 「乗鞍岳」から下山後、08:00過ぎに「ほおのき平駐車場」を出発。
「安房峠道路」を上高地・松本上面へ向かい、「中の湯温泉旅館」を経由して「焼岳登山道入口」に08:30頃到着する。
 登山口からは、なんと北アルプスの「前穂高岳」が見えます!

 「乗鞍岳」へ登った後なので、準備はほぼ無く、早速登山開始です。(08:35)

 入山してすぐに注意を促す看板があります。

 噴火警戒レベル1ではございますが、「焼岳」は活動中の活火山です。

 入山してしばらくは、キツめの登りが続きます。

 トラロープが設置されているところもあり、整備がされている登山道で、特に危険と感じる箇所はございませんでした。

 木々の間から青空が見え、テンションが上がります!

 地図上で「広場」というポイントの直前で、「焼岳南峰」がみえます!

 少し進むと山頂への景色が広がります⤴️⤴️⤴️
 大迫力で快晴であもあり、テンションが上がりました(^^)

 こちらが、地図上の「広場」というポイントで、この辺りで高い木はほとんど無くなります。(09:35)
 登山口から1時間ほど登ってきました。

 「広場」を出発すると、数箇所このようなハシゴが出てきます。

 「広場」を出発して25分ほど登り、山頂を見上げる。(10:00)
 山頂付近でガスが噴出しているのが見えます!

 さらに登って山頂が近づくと迫力が増します!(10:20)
 上写真左手稜線に人が立っているのが見えます。

 その稜線まで登り「焼岳」北峰と南峰の間にある火口湖を見下ろす。

 火口湖を左手に見て、稜線を右に進むのですが、さっき下で見えていたガス噴出箇所の近くに登山道があり、硫黄の匂いを感じながら通過して行く。
 「焼岳北峰」の山頂は、上写真の岩壁の裏側にあり、右端の稜線まで登ると、「上高地」から登ってくる登山道と合流する。

 下写真は「焼岳北峰」山頂直下の岩場、ストックを仕舞い、両手を使った三点支持の方が登りやすい箇所がある。

 そして「焼岳北峰(2,444.3m)」頂上に到着です!(10:35)
 登山口から約2時間、「広場」から約1時間での登頂です。

 早速、山頂からのパノラマ動画をどうぞ!

 山頂付近は石がゴロゴロしているので、落石させないように要注意ですね。

 こちらは「焼岳北峰」山頂から見た火口湖です。

 火口湖の反対側を向くと「上高地」が見下ろせます。
 この景色を眺めながら20分ほど休憩して、下山を開始します。(10:55)

 岩場を下りてすぐに「上高地」へ至る道と登ってきた「新中の湯コース」との分岐にでる。
 上写真の左上へ進むと「上高地」方面、右に進むと登ってきた「新中の湯コース」です。

 右を向くとこんな景色、奥には「焼岳南峰」がみえます。

 ガスの噴出の様子はこちら


 「焼岳」北峰と南峰を結ぶ稜線から、下山ルートを見下ろす。

 下山途中に「前穂高岳」の山頂が見えた!

 山頂から55分ほど下ってきて「広場」に到着(11:55)

 「広場」から振り返って「焼岳」を見納める。
 
「広場」から下は樹林帯になります。

  駐車場が見えてきたら、もうゴールです(^^)

 山頂から下山を開始して約2時間で「焼岳登山口入口」に到着です!

 下山後は、登山口から少し下ったところにある「中の湯温泉」へ

 こちらの「中の湯温泉(http://www.nakanoyu-onsen.jp/sp/)」で山バッチが購入できます(^^)

 明日は「御嶽山(おんたけさん)」へ登る計画ですので、同じ名前の登山口「中の湯」の駐車場へ移動します。


 ---今回の山行を振り返って---
 
 山頂付近では、そこらじゅうからガスが噴出している「焼岳」は、現役の活火山で、山頂の雰囲気は独特のものがございました。

 新中の湯コースを登りましたが、「広場」から山頂までは、その独特な山頂を眺めながら歩けました。

 また、日帰りで登れる山で、上高地、穂高連峰や槍ヶ岳を中心に、北アルプスが間近で望める山頂を持つ山はそうないと思います。
 
 そういった意味では、北アルプスの中でも貴重な山かもしれません。
 
(おしまい)
焼岳登山道入口 08:35
広場 09:35
焼岳北峰山頂 10:35(休憩20分)10:55
広場 11:50
焼岳登山口入口 12:45