今回の山行は、新潟県、山形県、福島県にまたがる標高2,105.2mの「飯豊山(いいでさん)」で、日本百名山の一つです。

 「飯豊山」は、「磐梯朝日国立公園」に属しており、飯豊連峰の最高峰は、標高2,128 mの大日岳です。

 「飯豊山」への登山コースは主に4つあり、この山行では、その中で一番メジャーだと思われる「川入(かわいり)」にある登山口「御沢(おさわ)」から入るコースとしました。

 入山後、「切合小屋(きりあわせこや)」をベースキャンプ地とし、2日目に「飯豊山」に登頂し、3日目に「川入」に下山しました。

 出来れば2日目に、飯豊連峰の最高峰「大日岳」まで足を伸ばしたかったですが、ガスと強目の風だった為、今回は「御西小屋」までとしました。

【1日目】
「川入 - 御沢登山口」〜「横峰小屋跡」〜「地蔵山分岐」〜「三国岳」〜「切合小屋」

【2日目】
「切合小屋」〜「本山小屋」〜「飯豊山」〜「御西小屋」〜「飯豊山」〜「本山小屋」〜「切合小屋」

【3日目】
「切合小屋」〜「三国岳」〜「地蔵山分岐」〜「横峰小屋跡」〜「川入 - 御沢登山口」

(上の地図は「御沢小屋跡」に設置されていた「飯豊連峰案内図」に赤ラインを追記し、歩行した経路を記載してます)

 それでは、お時間がございましたら、最後までお付き合いいただけると幸いです(^^)

 【2泊3日 飯豊山 8/13(火) 1日目-①】

 前夜の21:00頃に横浜の自宅を出発し、首都高速〜東北自動車道〜磐越自動車道の会津坂下ICを出て、「川入」の少し先にある「御沢(おさわ)」の駐車場に着いたのは02:45頃でした。

 05:00出発を考えておりましたが、途中の高速道路にて通行止となった区間があり、到着が遅れたために、出発を遅らせ05:00に起床し、準備を開始します。

下写真は管理小屋となっており、登山届の提出場所でもあり、登山関連の情報を入手可能な施設でもあります。
 
下写真が管理室内で、登山届のポストがあります。

 下写真は、管理小屋の裏にあるトイレで、きちんと管理されているきれいなトイレでした。

 登山準備を終え、05:50に登山開始です!

 登山口から「御沢小屋跡」まではフラットな林道歩き。

 登山口から約10分歩いて「御沢小屋跡」に到着(06:00)

 ここでは立派な御神木が出迎えてくれます。

 「御沢小屋跡」から先は、本格的な登りになります。

 「御沢小屋跡」から約40分登り「下十五里」に到着(06:40)

 引き続き、ブナ林の中を登って行きます。

 約20分後に「中十五里」に到着(07:00)

 登りは続き、次のポイント「上十五里」には約30分後に到着(07:30)
 
 長い坂が続いており、標高を上げてゆきますが、先はまだまだ長いです…

 次のポイント「笹平」に30分程歩いて到着(08:00)

 この先、少し登り勾配がゆるやかに、しかし天気が良く暑い中を進みます。

 次のポイント「横峰」には約25分後に到着(08:25)

 「横峰」を過ぎると、さらに登山道はフラットになり、木も低くなってゆきます。

 「横峰」から35分ほど歩き、水場に到着(09:00)
 ここの湧水が冷たくて最高に美味しい!

 水場から10分程で「地蔵山下分岐」に到着(09:20)
 「三国岳」「飯豊山」は、上写真分岐を左へ進みます。

 もう高い木はなくなり、比較的フラットな登山道を、強い日差しを浴びながら進みます。

 これから登る「三国岳」が正面に、山頂まで続く登山道がみえます。

 「地蔵山下分岐」から25分程で「剣ヶ峰」の岩稜帯取りつき地点に到着
ここでストックをしまい、手を使った三点支持で登ってゆきます。

 岩稜が「三国岳」山頂まで続き、その先「飯豊山」へは下写真に右手の稜線へ進むことになります。

 クサリ場も通過して「剣ヶ峰」標柱に到着(10:15)

 まだまだ岩稜を登ります。

 岩稜帯に取りついて約1時間後に「三国岳」山頂に到着です!(10:50)
 「御沢登山口」から登り始めて5時間ほど歩いてきました。

本日のゴール「切合小屋(きりあわせこや)」まで2時間ほど歩くので、ここ「三国岳」山頂にて長めに休憩を頂きます。

 尚、この「三国岳」は、その名の通り、福島県、新潟県、山形県にまたがっています。

(つづく)
御沢登山口 05:50
御沢小屋跡 06:00
横峰 08:25
地蔵山下分岐 09:20
三国岳 10:50