平成27年(2015)10月12日(月・休)

本日は「体育の日」で全国的にお休みですが、体育の日といえば、1964年10月10日、東京オリンピックの開会式の日ということで、設定されたような気がしますが、現在ではそのあたりの月曜となったようで、開会式とかはどうでもいいような感じです。
そんな体育の日に、大國魂神社に於いて奉納演武が行われました。





大國魂神社(府中六所宮)といえば、近藤勇の宗家四代目襲名披露の野仕合が、文久元年8月27日(この日の他もう一回)にございましたが、そんな縁もあって毎年行われています。



今回は「勇武館」と「全日本刀道連盟」による奉納演武です。
まず、「全日本刀道連盟」ですが、白い道着が印象的で、先生、門人たちが真剣を使っての試切を披露してくれました。
資料館にも何度か来ていただいた女性も、真剣で試切りをしていてビックリです!

水を含んだゴザを丸めたものを土台に突き刺し、数カ所に置いて、いろいろなやり方で、皆さん、次から次にスパッ!スパッ!ッと斬っていきます。
あまりにも素早く斬りまくるので、手元が滑って刀がこっちに飛んで来る事はないのか?
飛んできたら手で払い落とせるだろうか?
それとも刺さって死ぬのか?
いろいろと妄想は膨らみましたが、何事もなく終了しました…ハハハ



続いて、天然理心流『勇武館」の演武です。
近藤勇生家ご子孫の宮川清蔵さんと、井上源三郎生家ご子孫の井上雅雄さんを中心に、門人たちが天然理心流を披露します。
太い木刀での型をやったりしますが、ここでも門人が真剣でスパッ!スパッ!斬っていました。
難しいのが、スパっと斬って、斬った上の浮いた部分をまたスパッと斬る芸です!
昔、王選手が糸に吊るした小さな紙切れを真剣でスパッと斬ってましたけど、力まず無心で音もなく斬るって感じでしょうかねぇ・・・