時空を超えて「重力は幻想なのか?」 | 考察板

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・あーでもないこーでもないと考えるが好きで、気になった事を好きに書いていく。
・読み手がつくのかも不明。

モーガンフリーマンが案内人の番組。
関係ないが最近あまり映画を観ないので、久しぶりにモーガンフリーマンを見て嬉しかった。

・まず重力とは何か、について。この目に見えない力は、一体何なのか。

誰もが知っているだろうと思われるのが、アリストテレスの万有引力の法則。
全ての質量を持つ物体が相互に引き合っているという話し。

そういった話しだけでは説明できないことが沢山出てきた。

ーーー以下、番組からの引用

ほとんどの科学者も重力の存在を疑っていません。
重力とはこの宇宙における最も基本的な力の一つだと考えられています。
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時間と空間はいわば「時空」と呼ばれる織物の中に編み込まれています。
時空の織物は曲がりくねります。
そこで生じるゆがみこそが重力の正体だとアインシュタインは言ったのです。

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量子力学は実におかしな世界です。
量子力学にかかると「ある場所に素粒子が存在する」という考え方さえ曖昧なものになってしまうんです。
素粒子は誰かに見られていないと位置が定まりません。
どこからともなく現れたり突然消えたりするのです。

そのような素粒子の中には自然界の基本的な力を媒介するものもあります。

重力子の正体は2つのグルーオンがペアになったものだと考えれば説明がつきます。
強い力を媒介して原子核同士を結び付けるグルーオン。

そのグルーオンが2つ一組になったものが重力を媒介しているのではないか。

バーンたちはそう考えています。

宇宙はグルーオンという素粒子に満ちあふれていて物体と物体の間でグルーオンのペアが交換される度に物体同士が少しずつ近づいているのかもしれません。

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反物質なら「上に落ちる」事もありえます。
ハジュコヴィッチによれば物質と反物質は反発し合います。

そして反物質こそがこの宇宙を膨張させている原因だと考えています。

「物質」で出来た銀河は量子真空において同じ「物質」を引き付け「反物質」を銀河の外へ追いやります。
すると銀河と銀河の間には物質よりも反物質の方が多く存在する事になります。
そのため銀河と銀河の間の空間は斥力を持ち銀河を互いに押しやるのです。

銀河が押し流される現象は既に確認されています。
しかしその現象を引き起こすエネルギー源はまだ分かっていないため科学者はそれを「ダークエネルギー」と呼んでいます。

ハジュコヴィッチはこの考え方に否定的です。

CERNで大型の加速器を使って「反水素」を作り出そうとしているからです。

もし反水素が「上に落ちれば」ハジュコヴィッチの説が証明されるかもしれません。

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重力とは人間が作り出した幻想なのでしょうか?
それとも私たちが現実だと思っているものの方が幻想なのでしょうか?


かつて地球は平らだと信じられていました。
しかし船乗りたちがその幻想を打ち破りました。

水平線が平らに見えるのは地球が大きいからです。

視点をはるか上空に移す事ができれば地球が丸い事はすぐに分かります。

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アインシュタインは現実というものを観察者がいなくても存在する客観的なものだと考えました。
しかし物理学の発展は世界が見かけどおりではない事を明らかにしました。


光と同じ速度で移動できると考えられている重力子は私たちとは違う世界を見ているはずです。
もしボールが光の速度に近づけば周囲の世界の長さが短くなるように見えます。


速く進めば進むほど短くなり最終的には平面のようになります。
もしあなたが重力子だとすればあなたはただじっと立っていて周りの世界が目の前に置かれた平らなシートのように感じられるはずです。


1960年代後半数学者のロジャー・ペンローズはツイスター理論を提唱しました。
光子や重力子のように光の速度で動く素粒子は「ツイスター空間」と呼ばれる別の現実を経験しそこでは点や線が全く違ったものになると論じています。

しかし最近の物理学で提唱されている「ホログラフィック原理」はペンローズが時代を先取りしていた事を示しています。

ホログラフィック原理とは「私たちが空間で目にする物事はどこかよその現実が立体的なホログラムスクリーンに投影されたものだ」という考え方です。

現実とは壁に映った映像のようなものです。
ヴェリンデは2つの説を結び付け「ツイスター・ホログラフィー」という説を展開しています。

もしヴェリンデの説が正しければ重力は別の現実に存在します。
そして私たちが体験している現実は一種の幻想だという事になります。
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あるものが別の形をとったのが重力だという説があります。
あるものとは…「熱」です。

火とは原子の激しい動きによって生じる現象です。

現在ある大胆な説が物理学界を熱くしています。

その説によれば重力も火と同じように熱力学的に生じた現象なのです。

エントロピーが力を生み出すという考え方は実はそれほど目新しいものではありません。

例えば熱気球は気球内部のエントロピーを増大させる事で空に浮かび上がります。
熱気球内部の空気分子は激しく動き回っています。

エントロピーを増大させたいからです。

そのため気球内部の空間が膨らみ全体が上に持ち上がるというわけです。

熱せられた気球内部の空気はエントロピーを増大させようとして気球を外側すなわち上へと押しやります。 それが浮力と呼ばれる力を発生させるのです。

それと同じように重力も何か別のもの例えば時空の織物のエントロピーから発生したものかもしれません。
発生源はまだ突き止められないものの重力は自然界の基本的な力ではないとエリック・ヴェリンデは考えています。

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ブラックホールの縁にあたる部分は「事象の地平面」と呼ばれています。
事象の地平面を越えると光さえ逃れる事はできません。


従ってブラックホールの内部に何があるのかを直接観測する事は不可能です。
ブラックホールへの旅は片道切符です。

私たちが知る重力の法則は事象の地平面で崩壊しブラックホールの内部では全く違う法則が働く可能性があるのです。

ブラックホールの内部や周辺にある素粒子が「量子もつれ」と呼ばれる現象を起こした時どのように結び付くかを計算した結果矛盾が生じたためです。

「素粒子は必ず一体一で対応する」というのが物理学の原則でした。
量子もつれのパートナーは一度に一つだけという事です。

しかしブラックホールの物理的特性を考えた場合事象の地平面で素粒子が複数のパートナーと量子もつれを起こすと考えないと矛盾が生じます。

従来の物理学は通用しないという事です。

事象の地平面にたどりついたものは炎の壁で焼き尽くされます。
ブラックホールは炎の壁に囲まれていて中に入る素粒子をことごとく焼き尽くす。
それどころか時空そのものさえ焼き尽くしてしまうというのです。

炎の壁があるとすればこの世界とブラックホールとの間に明確な境界線が存在する事になります。

つまりブラックホールの内側はアインシュタインのような古典的な時空の理論では説明できない可能性があります。


炎の壁の向こう側では重力は全く新しい形をとる可能性があります。
それがどんなものか分かれば重力の秘密に大きく迫る事ができるでしょう。

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宇宙について人類が信じてきた事が正しいかどうかが試されているんです。
重力はリアルなものに感じられます。

私たちをこの星につなぎ止めているのは重力です。


しかし重力は見かけとは違うものかもしれません。
もし重力が幻想だとすれば私たちは宇宙に関するあらゆる知識を根本から考え直さざるをえません。

ーーー以上、引用終わり。

・SF作家アーサー・C・クラーク曰く、
『十分に発達した科学技術は、魔法と見分けがつかない。 』

まさにそういう世界だ。

この現実そのものが、どこか高次元の世界でのホログラフでしかないのかもしれない。