イコラブが12名で活動開始したことのコメントです。
なぜ12名だったかは指原Pのイメージするコンサートのパフォーマンスをするメンバーの数ですがいくつかの条件の絞り込みはできるのでそれを記事にします。
1 16名では多い
イコラブのメンバー数が16名より少なかったことの理由は容易に想像できます。
指原Pは現役アイドルの時にAKB48やHKT48で活動していました。AKBグループの特徴は自前の劇場を持っている事でそこでは劇場公演と呼ばれる演目を行っていました。その劇場公演が16名で構成されていたので指原Pは16名の公演を行っていたのでその経験から16名では多いと感じたのでしょう。
また峯岸さんに「しゅきぴ」のMV作成を依頼した時のMVへの要望はメンバー個人がはっきりと分かるカットを最低2箇所入れてくださいでした。MVでメンバーそれぞれをアピールするとなると16名は多いのかもしれません。
2 ハロプロの影響
指原Pがハロプロファンであることは有名な話ですがモーニング娘。は12名前後のメンバーで活動していることが多いのでステージ上のパフォーマンスのイメージの参考にした可能性は高いと思います。ただ指原Pがハロプロで好きだったのはberryz工房でこちらは8名~7名のグループなので指原Pはモーニング娘。を作ろうとしたわけでなく色々なアイドルグループを参考にしたなかでステージパフォーマンスの参考にしたであろうという推測です。
3 「12」にこだわっているわけでない
イコラブ、ノイミー、ニアジョイとデビュー時に12名なので指原Pが「12」にこだわっている印象がありますが指原Pは「12」にこだわりはないようです。それはデビュー前のエピソードで明らかです。
まずイコラブですがイコラブのお披露目時の人数は13名でした。そのうち1名は正式契約にいたらなかったようで活動開始時には12名になっていました。
ニアジョイの場合はオーディション合格は12名でしたがレッスンを開始してから指原Pが解散したラストアイドルから小澤さんをリクルートしてきたので13名になりました。その様子は二アリーイコールジョイ公式チャンネルの「Documentary if ≠joy episode1.5」で描かれています。その後デビュー前に1名卒業したのでデビュー時に12名になりました。
4 4~5名のグループでないわけ
繰り返しになりますが指原Pのコンサートのイメージが12名前後のメンバーのパフォーマンスなのでグループのメンバー数が12名になっているとおもわれますが4~5名の少人数グループにしなかったのはリスクマネジメントだったのかも知れません。この場合のリスクは急なメンバーの卒業や活動休止です。つまりメンバーが急に卒業しても残りのメンバーがアイドル活動を継続しやすくするための方策です。4~5名のグループではメンバー1人の離脱の影響が大きく残ったメンバーのアイドル活動は大変になりますが12名のグループが11名になる場合はその影響は軽減できます。
実際にイコラブの場合デビュー曲からセンターを務めていた髙松さんが活動休止となってもアイドル活動を継続できましたしSNSのアピール度が1番だった齊藤さんが卒業してもCD売上を増やし観客動員を増やすことができました。指原Pは長年のアイドル活動の経験から突然の卒業は起こりうると考えていたのかも知れません。
5 人数に対する感度
指原Pは何人でパフォーマンスすべきかという人数に対する感度は高いと思っています。
この前のクロスライブでスペシャルステージとしてイコラブとノイミーとニアジョイをミックスしたステージを披露しましたがそのメンバー構成は3グループをミックスにして4グループを作りました。クロスライブは3公演なので3グループならメンバー数は11~12名でオリジナルに近い構成となりますがそれを4グループとしました。指原Pの意図を想像すると人数を減らすことで1人当たりの分量を増やしてメンバーのアピールする機会を増やそうとしたと考えられます。イコノイジョイもファン数が増えて全グループの箱推しでなくひとつのグループのみのファンが増えたのでそういうファンに他のグループをアピールしようとしたと思われます。そのためスペシャルステージでは衣装を揃えずに対バン時の衣装のままにして今どのグループのメンバーがパフォーマンスしているかが分かりやすいようになっていました。この人数調整ができるところが指原Pの感度の高さだと思います。
6 12名で安定
いろいろ推測してきましたが指原Pはメンバー数12名で納得していると思います。それはイコラブの12名のパフォーマンスを見た上でノイミーの募集が12名だったからです。人数が少ないと思っていたなら多く募集したはずですし人数が多いと思ったなら少なく募集したはずです。当初の12名で安定していると思われます。
12名は比較的多いメンバー数だと思いますが、さらにメンバーがそれぞれ個性的で重複していません。見た目や個性もそうですが声質や歌い方に違いがあるのがすごいと思います。慣れてくるとソロパートの歌唱メンバーが分かるようになります。最初のオーディション段階でどこまで想定していたのか興味があります。