テレビCMの採用会社数のランキングが発表されました。時々ランキングしている指原Pの名前はありませんでした。採用会社8社までのランクインなので指原Pの採用会社は7社以下だったのでしょう。テレビCMのランキングなのでイコラブの出番はありませんがイコラブも最近は企業コラボやネットCMに色々採用されるようになりました。イコラブとCMの関係性を考えるとイコラブの女性ファンが多いという特徴はセールスポイントとなると思います。イコラブのCMにおけるアドバンテージを考えてみます。


 まずCMはビジュアルなので誰もが安心するような容姿やカリスマ的な美少女ならCM採用となりますがイコラブはビジュアルは良い方ですがそこまでの圧倒的なレベルではありません。そうなると知名度を上げてCM出演者候補リストに載るようになる必要があります。最近の企業コラボはイコラブの知名度が上がってきたので成立した話かもしれません。


 ネットCMや企業コラボとして次の例を参考にして検討してみます。

「ジルスチュアート」、「ラフォーレ原宿」、「明治 チョコレート」(イコラブ、ノイミー)、「神ジューデン」(鈴木瞳美、佐々木舞香)、カラコン(大谷映美里、佐々木舞香)


1 女性ファンの多い女性アイドル

CMの対象となる商品には女性向けの商品もあります。その場合女性受けの良い女性がCMするのが一般的です。そうなると男性ファンがメインとなる女性アイドルは採用しにくいと思われます。その点女性ファンが多いイコラブは女性向けの商品のCMに採用できます。その実例が「ジルスチュアート」や「ラフォーレ原宿」の企業コラボです。もちろん女性に人気の女性の俳優やモデルは大勢いますがイコラブのアドバンテージはグループであることです。


2 グループであること

 CMの演出の都合上一人でなく複数の出演者を必要とする場合がありますが同じレベルの出演者を揃えることは面倒だと思われます。その点イコラブのようなアイドルグループであれば同レベルの出演者が揃っています。例えば3人で計画していて実際の準備段階で4人に変更するとなっても容易に4人目が準備できます。CM作製にとって演出上の自由度が増えることは歓迎されるとおもいます。「ラフォーレ原宿」のコラボ内容はまだ発表されていませんがメンバー毎に異なる商品をアピールする演出は容易に想像できます。


3 イコノイジョイは仲が良い

 グループにメンバーが複数いることと長所が被りますがイコラブとノイミーは仲が良いので共演可能なので2倍のメンバーを使うことが可能となりますがそれ以上に2グループを使えるメリットがあります。同一会社内で対立構造を演出することはよくあります。例えば「キノコの山」と「タケノコの里」論争などです。明治のチョコレートの店頭popではイコラブとノイミーが採用されているのでイコラブパターンとノイミーパターンの違いなどの演出が可能です。コラボ可能なアイドルグループの組み合わせは少ないかもしれません。

 「神ジュウデン」ではノイミーの鈴木瞳美さんが採用されて第2弾では鈴木瞳美さんとイコラブの佐々木舞香さんとの共演となりましたが、これもイコラブとノイミーの関係性から可能になった話と言えます。


4 男性ファンもいる

 イコラブは女性ファンが多いですが男性ファンもいます。男女共にファンがいるのもイコラブの特徴です。

 チョコレートなどのお菓子は男女共に好きな商品ですがやや女性が多い印象です。これはイコラブのファン層とマッチしています。おそらくイコラブは女性オンリーから男女関係ない商品までをカバーできると思われます。男性オンリーの商品の場合はイコラブのアドバンテージを生かせないかもしれません。


5 カラコン

 最近イコラブはカラコンのモデルになるケースが増えています。

 アイドルがカラコンに関わっている場合でカラコンをプロデュースしているのでモデルを務めているケースがあります。例としては指原莉乃、ゆうこす(元HKT)、吉田朱里(元NMB)、宮脇咲良(元HKT)、大谷映美里(イコラブ)などです。次にイメージモデルになっているケースで例としては板野友美(元AKB)、白石麻衣(元乃木坂)、齊藤なぎさ(元イコラブ)、佐々木舞香(イコラブ)です。

これはもちろん指原Pのプロデュースしているカラコンが人気で売上好調であることの影響です。指原PはPIAというカラコンの会社と組んでますが大谷さんのカラコンもPIAです。これは間違いなく指原Pのカラコンが売れているので大谷さんにプロデュースの機会が回ってきたと思われます。大谷さんがイメージモデルに齊藤なぎささんを採用した流れです。佐々木舞香さんはホテラバのイメージモデルに採用されていますが、さすがにPIAの競合他社からのオファーとは思えないのでホテラバとPIAは何らかの関係があると思います。ホテラバはカラコンの通販会社で今回自社ブランドの販売をすることになりました。ホテラバの自社生産とは考えられないので公開されていませんが製造元がPIAと思われます。

 指原Pがカラコンのプロデュースに成功しているという特殊事情がありますがカラコンのモデルはイコラブのアドバンテージといえます。


6 ファン活動

 イコラブファンはファン活動としてツイッターでつぶやく事が常習化しています。これはイコラブがなかなかテレビに出られなかったのでたまの出演でお祭り騒ぎとなった名残です。また、熱心なファンは毎日MVを再生して再生回数を稼いでいるようです。

 これらの行動はCMの効果をSNSの反響で評価しようとする際にSNSで話題になっていると捉えられることになります。例えば「神ジュウデン」の鈴木瞳美さんの場合、第1弾のネットCMは4人だったと記憶していますが第2弾で採用されたのは鈴木瞳美さんだけでした。おそらく動画の再生回数が最も多かったことも第2弾で再び採用された理由だと思います。

 また、イコラブファンはCMに対して素直な反応の方が多く、CMで取り上げられた商品はなるべく購入することを検討しているようです。市場規模が小さな商品の場合、実際の売上データで顕著な増加があるようです。



 イコラブが企業コラボに採用されることやネットCMに採用されることはイコラブの知名度を上げるのに有効です。それにより次のCMに繋がって行くかもしれません。イコラブは今は一般層にアピールしてファンを増やしたい時期なのでCM採用は重要な活動です。女性ファンが多い女性アイドルグループであるイコラブにはCM演出上のアドバンテージがあるのでそれが上手く働けば今後もCM採用が期待できると思います。


(追記)記事を上げたら「神ジューデン」の新しいCMでまた鈴木瞳美さんが採用されていました。

過去のCMの実績が再採用に繋がっていると思います。