イコラブやノイミーの演出家(SEIGOさん)変更の発表があり、指原Pのマネジメントの特徴のひとつが関わる話なのでその話を投稿します。
(1) 経緯
* 乃木坂メンバーがラジオを生放送で演出家のSEIGOさんから暴言があったと発言
* 乃木坂運営は本人やメンバーの聞き取りをしてSEIGOさんに一部行き過ぎ指導があったことを確認した。
乃木坂運営はSEIGOさんと協議してSEIGOさんから辞退の申し出があり受け入れた。
(掛橋さん転落に関する発言については乃木坂運営が事実と異なるとしているので本投稿では判断を保留します。)
* 一連の報道を受けてイコラブ(ノイミー)運営がメンバーの聞き取りをしてSEIGOさんから理不尽な叱責や人格否定の暴言はなかったことを確認しました。
* イコラブ運営は一連の報道を受けて今後のイコラブのコンサートの演出家を変更いたしました。
(2)指原Pのマネジメントの特徴
指原Pのマネジメントの特徴のひとつが自分が得意でない分野は人に任せる点です。イコラブのビジネスモデルで指原Pが人に任せている所はデモ曲募集、作曲、CD音源のサウンドディレクション、MV作成、衣装デザイン、振付、舞台演出など多数です。そのうち舞台演出を任せていたのが今回のSEIGOさんです。指原Pとの関わりは指原PがAKBやHKTのメンバーだった時から関係でイコラブのコンサートは当初から舞台演出はSEIGOさんでした。
(3)変更の可能性
指原PがSEIGOさんに任していた舞台演出を別の方に変更可能なのかを検討して可能と判断したと思われます。これはイコラブのコンサートが楽曲披露メインで構成されているからです。楽曲披露メインの場合一番の重要ポイントはセットリストになりますがこれは指原P自らが担当しています。通常演出家はセットリストに関わるはずですがイコラブのコンサートではそうではありません。更にイコラブのコンサートでは衣装チェンジはセットリストと密接に関わっているのでそれは指原P指示のはずですし、使用する衣装の指定も指原Pの指示のはずです。従って舞台演出家の仕事は指原Pのセットリストを実現するためにそれ以外の部分の舞台演出を考えることです。従って舞台演出家を変更してもコンサートの骨格(セットリスト)は維持されます。実際、SEIGOさんのスケジュールの関係で頼めなかった時は別の方が担当していました。
(4)変更判断
演出家の変更が可能だとしても変更するかどうかは別の判断が必要となります。これについては指原Pが演出家変更に同意したのでイコラブ運営(代アニ)が演出家変更を発表したはずです。指原Pの立場を推測する前に他の関係者の判断の推測をします。イコラブ運営の代アニは教育機関なのでパワハラめいた指導があることはマイナスイメージとなります。従って演出家変更による幕引きは賛成したはずです。レーベルのソニーミュージックは既に傘下の乃木坂でSEIGOさんの辞退を受け入れているのでイコラブ運営の演出家変更の判断に反対しないはずです。
指原Pも納得した上で演出家変更に同意したと思います。これは過去にイコラブの2期生募集に関しては指原Pは納得しなかったので別グループの募集に変更した経緯からの類推です。指原Pは自分が納得しない案件には色々頑張って交渉すると思われます。指原Pの演出家変更に同意した判断基準はコンサートの質だと思います。(私のブログではイコラブのビジネスモデルはコンサート第1主義だとしています。)つまり、SEIGOさんを演出家としておくと一連の報道によりコンサートの質が低下すると指原Pが判断したから演出家変更を同意したと考えます。つまり「任せる」ということはコンサートの質を向上させることなので仲良しの知り合いだから仕事を任せているわけではないということです。
(5)フォロー
長年の主要スタッフだったSEIGOさんに対して指原Pやイコラブ運営は乃木坂運営よりフォローしていると私は考えています。
乃木坂運営の発表では関係者各位にダメージが発生しています。まずメンバーについては一部に行き過ぎた指導があったならそれによる精神的な被害があったことになります。次に乃木坂運営は今まで行き過ぎた指導を見逃したことになり監督責任が発生しています。SEIGOさんも指導方法に問題があったので辞退したことになっています。
イコラブ運営の発表ではメンバーには理不尽な叱責や人格否定の暴言はなかったことになっています。指導に問題がないのでイコラブ運営(代アニ)に監督責任は発生していません。しかし、指導に問題がないのに契約解除しているのでイコラブ運営が一方的に契約解除したイメージがあり、SEIGOさんはイコラブに関しては適切な指導だったのに解雇されたイメージとなっています。このイメージは指原Pやイコラブ運営からのフォローだと私は考えています。また、イコラブ運営の発表では「協議の上の」文言がないことも一方的な契約解除のイメージを出しています。指原PとSEIGOさんが協議していないわけが無いと思います。
(6)今後の展開
この件は流動的なので今後の展開で状況が変わる可能性があります。
* イコラブに関してはSEIGOさんは一方的な契約解除であると主張する余地が残してあります。
SEIGOさんがそのような主張をした場合は指原PとSEIGOさんの事前の打ち合わせが物別れになったということなので、それでも演出家変更を発表した指原Pの強い意志を感じます。
* ノイミーの演出家変更時期が微妙です。イコラブに関してはイコノイジョイ2023からの演出家変更となりますがノイミーは現在ツアー中です。ノイミーのツアーの演出家が変わったなら演出が変わったという演出をすることが望ましいのですがそうできるが微妙です。この件は指原Pは次の演出家の判断に「任せる」と思います。次の演出家が演出の変更をした方が良いとしたなら変更するし、このツアー中は大きな変更はしないと判断したならそれに従うと思います。それが任せるということです。
* 1番流動的な部分は掛橋さん転落に関しての発言だと思いますがイコラブは直接関係していないのでイコラブ運営は今後もノータッチだと思います。ただし、今回のノイミーのツアーで傾斜があるステージがあるので演出の変更点としてそこが変更される可能性があります。
指原Pの「任せる」は任せることによりビジネス(コンサート)の成功を求めていることが分かりました。一見して親しい知り合いに仕事を依頼しているように見えて実際は客観的に「任せる」ことの成果を評価していると思われます。